タイヤの側面に刻まれている「M+S」という表示を見たことはありませんか?
これは、泥道や雪道での走行を考慮したトレッドパターンを持つタイヤに表示されるマークです。
そう聞くと、まるでスタッドレスタイヤのような印象を持ちますが、実際には少し微妙な立ち位置だったりします。
本日は、このM+Sマークについてウンチクを語りたいと・・・・
思いますぅ~(´-ω-`)
『性能を保証するマークではない』

M+Sマークは、第三者機関による認証や統一された雪上性能試験が必須ではなく、タイヤメーカーが自社の基準で「M+S相当」と判断すれば表示できるマークです。
一方、山の中に雪の結晶が描かれた3スノーフレークマークは、規定された雪上性能試験で一定の基準を満たしたタイヤに表示されます。
つまり、M+Sマークは「泥道や雪道での使用を考慮して作りました」というメーカー側の表示であり、スノーフレークのように雪上性能を保証したマークではありません。
言ってしまえば、
ただの自画自賛マークです٩( ᐛ )و
『M+Sマークは、オールシーズンタイヤとスノータイヤが混在』

そもそも、バイク用タイヤを対象としたスノーフレークマークの雪上性能試験規格はありません。試験規格であるUN規則117号は、乗用車や商用車に使われるC1〜C3タイヤを対象としているため、バイク用タイヤに正式なスノーフレークマークが刻印されることはありません。
かわりに、バイク用スノータイヤにはM+Sが表示されているわけですが……。
そのせいで、夏場も普通に使えるオールシーズンタイヤと、冬季・雪道専用のスノータイヤのどちらもM+S表記という、ややこしいことになっています。

たとえば、『ミシュラン/City Grip2』は夏冬兼用のオールシーズンタイヤです。『IRC/SN26』は夏場は使用不可のスノータイヤです。
2つのタイヤは用途はまったく違いますが、どちらもM+Sマーク付きなので、刻印だけを見てもタイヤの雪上性能や使用時期までは判断できません。 M+Sマーク付きタイヤを選ぶときは、マークだけで判断せず、メーカーが通年使用を想定しているのか、冬季・雪道専用としているのかを確認する必要があります。
『筆者情報』

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