シティグリップ2  軽い雪道でも走れるオールシーズンタイヤ🛵

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本日は、ミシュランのミニバイク用タイヤ、シティーグリップのレビュー記事です。このシティーグリップってタイヤは、小型スクーター用のタイヤの中で1番売れてるタイヤでして、ウエットコンディションの接地感が強いことが好評です。またワインディングで軽いスポーツ走行を楽しめる程度のグリップ性能を持ちつつも、通常のツーリングタイヤよりも高い未舗装路などの走破性も兼ね備えてます。公道で常識的な範囲で走る分には、不満を感じる事はまずないと言えるほどの万能性ですが、それと引き換えに、寿命は少し短めになってます。

 

 

 

『雨のグリップ性能は、普通のツーリングタイヤと同程度』

シティーグリップは、雨の日にハイドロプレーニング現象が起きにくい

最初にネガティブな事を書きますが、雨のグリップ性能が高いと評価してるレビューが多いですが、濡れた路面でのコーナリングのグリップ力は、普通のツーリングタイヤと変わりません。しかしハイドロプレーニング現象に強いのは、間違いなく深い水たまりに突っ込んでもタイヤが浮き上がる感覚がなくレーシングレインタイヤに近い感覚で走ることができます。しかしレーシングレインと違いタイヤのコンパウドが柔らかいワケではないので、摩擦係数が下がった濡れた路面だとタイヤの食いつきは、普通のツーリングタイヤとそれほど変わりません。ややこしい話ですが、ハイドロプレーニング現象『浮いて』滑るのと『摩擦限界を超えて』滑るのは、少し違うってことです。

 

 

 

『晴れの日のグリップ力』

シティグリップに限らず、ミニバイクのタイヤは、全体的にグリップ性能が高いよ

普通のスポーツタイヤくらいのグリップ力があります。これはシティグリップに限らずミニバイクタイヤ全体に言えることですが、車重が軽い事を前提にタイヤが設計されていて、耐摩耗性能の要求が低いおかげでコンパウンドが柔らかく、下手をすれば大型車のハイグリップタイヤよりグリップ性能が高いです。

 

過去に冗談気分でミニサーキットで限界走行をした事もありますが、しっかりとタイヤに荷重をかけてやれば、膝をするようなバンク角でも走行が可能ですよ。またツーリングタイヤらしく滑り出してからコントロール性は良好で急激なグリップの回復がなく、ハイサイドの心配がないので、安心して攻めていけます。

 

まとめるとワイディングで安全マージンをタップリとりリアのトラクションを感じたり、フロントブレーキを軽く引き摺りながらのピッチングモーションを利用したコーナリングを楽しむくらいならできます。それ以上を求めるなら素直にハイグリップタイヤにしましょうww

 

 

 

『色んな悪路に対応したオールシーズンタイヤ』

シティグリップ 雪

雨以外にも軽いオフロードや雪道でも普通のツーリングタイヤより優れた性能有しているって話をします😗

 

M+S記号とは?

M+S記号とは?

シティーグリップ2には、M+S記号がついています。M+S記号の意味は、マッド+スノーです。マッドってのは、ぬかるみとかでも使えますよって意味で、スノーってのは、雪道もOKですって意味です。しかしM+S記号って厳格な規格があるわけではなく、メーカーが自由につけれるマークでして、第3機関の審査を受けて基準をクリアした性能が保証されたタイヤってわけではないです。それでもメーカーがM+S記号を付けるからには、タイヤ開発でそういった使い方も視野に入れてますよって証です😃ちなみに4輪のオールシーズンタイヤにもM+S記号は付いてますね。

雪道での登坂テスト【JAFユーザーテスト】

オールシーズンタイヤって実際に雪道性能ってどんなもんなんってYouTube見てたら、ちょうどよい動画が見つかったので貼っておきます。車のテスト動画なので参考程度にしかならないけど、動画を見てわかるとおりオールシーズンタイヤは、ノーマルタイヤと比べ物にならないくらい雪道でも走れたりします。

 

雪道で実際に使ってみた

シティーグリップで雪道を走ってみたよ

論より証拠ってわけで。雪道を走ってきました。場所は真冬の琵琶湖の北らへんで豪雪地帯で有名だったりします。こんな環境でも快適に走れる防寒装備の記事もあるので、興味がある方はどうぞ。

シティグリップ 凍結路面

さて検証結果だけど除雪されてる場所だと凍結路面さへ気をつけていれば問題なく走れます。当然と言えば当然ですね。低温での接地感が普通のサマータイヤより良かったので温度依存は低そうです。ですがこんな路面コンディションで車体を深くバンクさせて走れば確実にこけますよ。

バイクで雪国走行は、楽しいぞい続いて軽い積雪での走行です。安全に気を付けて(ビビって)取り敢えず、誰も通っていない新雪の場所を走ってみました🥶

積雪10cmくらいにもなると普通のツーリングタイヤだと空転するだけで前に進む事すら出来なくなる場面ですが、しっかりと車体を起こし、ゆっくりとアクセルを開けるとタイヤが空転せずに前に進む事が出来ます。スノーマークは伊達じゃないですね。しかしコーナーなどで車体を倒したままアクセルを全開にしたり、急ブレーキをかけると、あっさり滑りますので、急の付く操作は厳禁ですね。

シティグリップ2 雪で滑る

そして積雪が10cm以上くらいからは、さすがにスタックして前に進まず立ち往生となりました(笑)ょうが、こんな極端な状況は関西だと普通の道を走ってるとまず無いので、雪道性能は十分すぎといえますね。しかし本格的なスノータイヤに比べれば月とスッポンくらいの差があるので、冬は常に積雪してますって雪国の方は、素直にスノータイヤを履いたほうが良いですよ。

 

雪道の走り方のコツ

バイクの雪道の走り方

ちょっとタイヤの話から脱線しますが、バイクの雪の道の走り方についての話でもします。積雪路面を安全に走るには、タイヤが滑る事を前提に滑っても問題ない走り方をするのが基本になります。具体的に車体は可能な限り直立が基本で、車体が立ってさへいれば、直進時は重量の慣性でタイヤが少し滑っても姿勢を崩しにくくなります。コーナーを曲がる時は、バイクを傾けなくても曲がれるまでスピードを落としましょう。フロントブレーキは使わないようにしてリアブレーキで減速します。フロントロックは、転倒に繋がりますが、リアはロックしても車体が立っていれば、バランスを崩しにくいです。アクセルも路面のグリップ感を探りながら、ゆっくり開けましょう。ではグッドラック👍

 

 

 

簡易的なタイヤチェーン

バイク用 簡易タイヤチェーン

僕は、必要性を感じないので使わないですが、やはり雪道を走るならタイヤチェーンは、あった方が安心ですね。しかし取り付けが難しかったり手間ですよね。そこで結束バンドみたいなタイヤチェーンがありまして、オールシーズンタイヤだけでは、不安に感じる方はツーリングに持って行っても嵩張らないので緊急回避用の保険にオススメです😗アスファルトの上を走るとすぐに切れるので使い捨てアイテムになりますが、しっかりと雪の上を走れますよ。

雪道 タイヤチェーン バイク用【10本セット】

 

 

ワテクシが冬のバイクで使っている防寒アイテムを紹介するやで、これだけ着込めば氷点下でも寒くない😃

 

オフロードの性能

シティーグリップは、オフロードでも安心 んなわけない

シティーグリップ2は、マッドタイヤ(泥道)も謳ってますので、さっそく突撃です😗結論ですがオフロード車しか走っていないような本格的な林道や、40度超の急勾配の坂を駆け上がるのは流石に無理ですが、写真くらいのダートなら普通のタイヤより食い付きが良く安心感がありました。泥の水溜まりでスタック状態から抜け出し易いのが良かったです。最低限の舗装がされてる『酷道ツーリング』なんかには、ピッタリですね。これで、性能不足を感じるなら素直にブロックタイヤを装着しましょう。

 

 

 

『タイヤの寿命』

シティーグリップ2 寿命

写真は、24000km走行後の写真です。こうなる前にタイヤ交換しましょう(笑)乗り方や車種で変化しますが、僕の150ccのスクーターの場合、リアタイヤが16000kmあたりでスリップサインが出てきたので普通のツーリングタイヤと同等程度の寿命があります。フロントタイヤはスクーターなのでまったく減りませんのでテストを断念しました。これだけ距離を走れると走行距離より先に経年劣化でゴムが硬くなり使えなくなる方が早いです。

 

 

『最高速が少し伸びる』

シティグリップは、最高速が少し伸びる

見ての通りタイヤのセンターに直線時に抵抗になる溝がなく僅かに最高速が伸びます。150ccクラスのスクーターで高速道路を走ると伸びの違いが体感できますよ。まっプラシーボレベルで厳密に比較したわけじゃないけど1㎞~3㎞くらい伸びるてるんじゃないかなぁ~

だがしかし!!

ぶっちゃけこの程度の差は、風向きや気温で出る差なのでプラシーボレベルの話なので、フーンって程度で聞き流してください。

 

 

『シティグリップは、こんな人におすすめ』

シティーグリップがおすすめの人

ここまで読んだ方なら、おわかりいただけたかとおもいますが、シティグリップは器用貧乏な万能タイヤで究極のバランスタイヤです。バランス的に街乗り(通勤)6割、ワイディング3割、オフロード1割で、急な積雪でも走るよって方には、ぴったりです。

GP-22 ブロックタイヤ シティグリップよりオフロード向け

余談ですが、シティグリップよりもう少しオフロード性能を重要視したい方に良いタイヤがありまして、12インチ限定ですがGP-22ってタイヤがあります。限りなく街乗り寄りのブロックタイヤで、見た目とは裏腹に舗装路でのゴツゴツ感も少なく、オンロードタイヤのような乗り心地です。

 

 

『適合表』

シグナス・グロム・モンキー125等

シグナス・グロム・モンキー125等 シティグリップ2
グロムとシグナスの4型以後は、純正サイズと同じサイズがあります。

3型以前のシグナスは、純正サイズが前110/70-12・後120/70-12なのでシティグリップ2のラインナップにないので許容リム幅内で前後タイヤ幅がワンサイズアップでの装着が、オススメです。

モンキー125は、純正が前120/80-12・後130/80-12なので扁平率を10ダウンになりますが装着可能です。もちろん許容リム幅の範囲内です。モンキー125は、純正サイズがデザイン重視の高扁平タイヤなので低扁平化によりシャープなハンドリングになるよ😗

シティグリップ2『120/70-12フロント・リア共用』


シティグリップ2『130/70-12フロント・リア共用』

PCX・ADV160

シティグリップ2 PCX ADV
PCXについては2023年以降のリアタイヤが13インチ化されたモデルは、適合サイズがあります。フロントは、ホンダの指定サイズ(110/70‐14)からワンサイズアップの120/70‐14になりますが、許容リム範囲に収まっているので、問題なく装着できるよ😗

シティグリップ2『120/70-14フロント・リア共用』PCXフロント用

 


シティグリップ2『110/80-14フロント・リア共用』ADV160フロント用​

 


シティグリップ2『130/70-13フロント・リア共用』PCX・ADV160リア用​

 

ワテクシの組み合わせ

最初にワテクシのバイクの紹介ですが、12インチホイールのスクーターで純正サイズがフロント120/70リア130/70です。

同サイズのシグナスやグロムは、同じ組み合わせが、出来ると思うよ(要・自己責任)

昨今の流行りは、低扁平タイヤなのですが、ワテクシは、乗り心地とハンドリング重視の組み合わせでサイズ変更をしてます。

フロントタイヤは、ドライコンディションのグリップが高めの旧モデルの100/90-12サイズを使います。タイヤ幅のダウンでハンドリングがクイックになります。

リアタイヤは、雪道のスタック防止に新モデルの120/80-12を使います。タイヤ外径が大きくなる事によりハイギア効果で最高速が上がりスクーターの弱点のバンク角が増します。さらに副産物でフロントリア共に扁平率が増えて乗り心地が良くなります。

まさに良いとこ取りですね😗

 

 


シティグリップ1『100/90-12フロント・リア共用』

 


シティグリップ2『120/80-12フロント・リア共用』

『筆者の自己紹介』

最後にタイヤレビューをするにあたって まったくの素人ってのは、さすがに信用がないので自己紹介をします。私『シコ太』は、昔にミニバイクレースをしてまして、それなりに頑張っていた時期が3年ほどあり、街中で普通に走っているライダーより少しだけバイクの運転が上手です。なのでタイヤの評価もプラシーボ的な話じゃなく違いをある程度正確にできます。またスクーターで日本中をツーリングしたり毎日の通勤で使ってますので、速さだけじゃなく乗り心地や安心感・経済性を含めた感覚でもお話ができますぞい😗

 

 

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