2人乗りは、ライダーの運転技術と、思いやりの心が大切です。
後ろの人を不安にさせず、快適に乗ってもらえれば、彼女や子供にとっても、ツーリングが楽しい思い出になります。逆に雑な運転をすると、楽しい思い出どころか「二度と乗らん」と言われる地獄ツーリングになります。
そんな悲しい結末にならないために、今回は2人乗りでパッセンジャーに負担をかけない乗り方について、解説するやで٩( ᐛ )و
『リアブレーキをメインで使う』

2人乗りで強いブレーキをかけないのは当然ですが、さらにパッセンジャーの快適性を意識するなら、リアブレーキをメインに使って減速した方が良いです。
フロントブレーキを強く使うとノーズダイブが大きくなり、後ろの人の体が前へ持っていかれやすくなります。
一方、リアブレーキを中心に減速をすると、リアサスペンションの伸びを弱められて、車体の姿勢がフラットに保ちやすくなります。

リアブレーキを使うとリアサスが伸びにくくなる理屈は、別記事で詳しくまとめました。気になる方は、どうぞ🥶
注意点

リアブレーキはフロントブレーキほど制動力が強くなく、強くかけすぎるとタイヤがロックしてしまいます。そのため、リアブレーキをメインに使う場合は、早めにブレーキをかけて、時間をかけながら減速する必要があります・・・・

とはいえ、2人乗りではそれくらい穏やかに減速した方が、後ろの人は快適なんで、それでええんやで٩( ᐛ )و
『2速発進』

発進時、パッセンジャーにはバイクがいつ動き出すのか分かりません。なので、ふわりアクセルが基本です。
それでも排気量の大きなバイクは低速トルクが強く、1速ではわずかなアクセル操作でもドン付きが出て、車体が勢いよく前へ進むことがあります。パッセンジャーの体が後ろへ持っていかれ、倒れそうになることもあります。
そこで2速で発進すれば、1速よりも駆動力の立ち上がりが穏やかになり、パッセンジャーを振り落とすような急加速を抑えやすくなります。

バイクの話ではないですが、同じ理屈で大型バスのドライバーも、ほぼ2速で発進してます。乗客を乗せて走る車両だけに、発進を穏やかにする考え方は同じやね。
『後ろの人にも乗り方を伝えておく』

ライダーの運転も大事ですが、後ろに乗る人とのコミュニケーションも同じくらい大事です。
パッセンジャーがバイクの後ろに乗ったことのない人なら、なおさら、どう乗ればいいのかなんて分かりませんからね。
たとえば、タンデム時にライダーの腰につかまってもらう車種では、こちらから『腰につかまって』と言わなければ、他人の体につかまるのはなかなか勇気がいります。グラブバーにつかまる車種でも、バイクに乗らない人は、そこがつかまるための場所だとは分からないもんです。
そんな感じで、出発前に乗り方を説明し、走行中も十分にコミュニケーションを取りながら走ることは大事やで(´-ω-`)
『2人乗りに適したバイク ランキング』

2人乗りの快適性は、ライダーの運転技術だけではどうにもならない部分があります。タンデムシートが小さくて硬かったり、足の置き場が窮屈なバイクでは、どれだけ丁寧に走っても後ろの人はしんどいです。
そこで、パッセンジャーの座りやすさや安心感を基準に、2人乗りに適したバイクをカテゴリー別に順位付けしたやで(‘ω’)ノ
これからバイクを買う予定で、2人乗りも考えている方は参考にしてね。 すでにバイクを持ってる方はドンマイ(´-ω-`)
1位『ビッグスクーター』

ビッグスクーターは、明確に2人乗りを前提に開発されてまして、乗り心地だけじゃなくトランクスペースも広大な車種も多く、基本的にはフルフェイスを2個入れても、まだ余裕がある車種がほとんどです。

最近流行りの150ccスクーターは、2人のりの快適性は、悪くはないって程度なんで、そこだけは注意やで🥶
まぁそれでも 後述するレトロネイキッドやスーパースポーツより遥かに良いですけどね(*´꒳`*)
2位『クルーザー(アメリカン)』

大排気量のクルーザーには、タンデムで大陸横断することまで想定して作られた車種もあり、2人乗りの快適性はかなり高いです。座面が広く、バックレストを装着できる車種も多いため、長距離でもパッセンジャーが疲れにくい作りになっています。
しかし、ここは広大なアメリカではなく島国の日本。狭い道や入り組んだ駐車場も多いため、車重が重すぎるクルーザーでは、取り回しの悪さによって快適とは言えなくなる場面も多いです。
走り出してしまえば快適でも、駐車場から出すだけでライダーが疲労困憊では意味がありません(´-ω-`)
2人乗りの快適性だけなら1位候補ですが、日本での使いやすさまで考えて2位としたやで(‘ω’)ノ

ちなみに、筆者がXで「女子がかっこいいと思うバイク」をアンケートしたところ、ほかのカテゴリーに大差をつけて1位になったのがクルーザータイプでした。
バイクに詳しくない人から見ると高額そうに見えるらしく、ゲスな話ですが金持ち感も出ますし、クラシックで落ち着いたデザインの車種も多いので、「後ろに乗ってみたい」と思わせやすいんやと思います。
まぁ、モテアイテムとして優秀とはいっても、そもそもバイク自体が女子受けではマイナスになりがちな趣味です。モテ効果を狙うなら、バイクに金をかけるより、服や美容に投資した方がはるかに良い結果を期待できるで(´-ω-`)
3位『レトロネイキッド』

昔のネイキッドは、フラットシートを採用している車種が多く、座面にも厚みがあります。現行車と比べても、2人乗りをしっかり想定して作られていることが多いです。
良くも悪くも、見た目より先に機能性があった時代のバイクなので、まず乗りやすさがあり、その上にデザインが乗っている感じです。
そして、フラットシート最大のメリットは、オッパイが背中に当たりやすいということです。
大事な話なのでもう一度書きます。
オッパイが背中に当たりやすいッ!!
オッパイ戦争の歴史
1980年代、国内バイクメーカーの間では、パッセンジャーとの密着性を競う『オッパイ性能戦争』が繰り広げられていました。
各メーカーはシートの柔らかさ、前後の段差、着座位置の近さなどを研究し、わずか数センチの設計差を巡って激しい開発競争を続けたとされています。
その熾烈な争いを制し、オッパイ性能戦争最後の勝者となったのがSR400です。
フラットで柔らかいシートと、ライダーとパッセンジャーの距離を自然に縮める絶妙な着座位置により、当時のライバル車を圧倒。これをもって、オッパイ性能戦争は終戦を迎えました。
『スーパースポーツで2人乗りはやめとけ』

スーパースポーツやストリートファイターは、そもそも2人乗りの快適性をあまり重視していません。

まず、タンデムシートは座面が小さく、お尻にかかる圧力を分散しにくいため、長時間座っているとかなり痛くなります。
さらに、車体のデザインを優先して先端が尖った形状になっていることも多く、まさに三角木馬のようなSM拷問シートです。

ライダー側のシートとの段差が大きく、前後の距離も離れやすいため、パッセンジャーはライダーとの一体感を得にくくなります。ライダー自身も前傾姿勢になるので、後ろの人からすると身体を預けにくく、不安を感じやすいです。
もちろん短時間なら乗れなくはありませんが、緊急用と考えて、10分以内の移動に留めた方が良いですね。
それにしても、デザイン的に洗練されているのかも知れませんが、使いやすさを削ってまで格好良く見せようってのは本末転倒かなぁ〜と思います。
『バックレストは、良いですぞ』

バックレストってのは、パッセンジャーの背中や腰まわりを支えるパッドのことでして、割と人気の改造です。多くの車種で、社外パーツメーカーから専用設計の商品が販売されています。バックレストがあると、加速時にパッセンジャーの体が後ろへ振られにくくなり、体を支えられる安心感や腰の負担が減るので、長時間の2人乗りでは、疲れにくさに大きく影響するやで(´-ω-`)

そんな素晴らしいバックレストですが、スーパースポーツ系のトンガリテールに取り付けると、後付けしました感がハンパなく、めっちゃくちゃダサいですww

クルーザータイプやビッグスクーターは2人乗りで使われる機会が多く、バックレストの需要も高いため、車種専用設計の商品が豊富でして、車体に合わせて設計デザインされているので、車体全体のラインにまったく破綻がありません。後ろから見たときのシルエットも大きくなって迫力が増すため、ドレスアップ目的で取り付けてもアリなくらいお洒落です(‘ω’)ノ

150ccスクーターは座面の広さこそ十分ですが、車体が軽く、風や路面の影響でフラつきやすいため、バックレストで安心感を補う恩恵が一番大きいです。
難点は、バックパッドにビッグスクーター用の流用品が使われていることが多く、車体に対してサイズがデカいことです。なんか全体のバランスにデフォルメキャラクターのような不自然さ……。つまり、チョロQ感が増すんですよねww
まぁ、このオモチャ感は好き嫌いが分かれるところですが、筆者は割と好きですよ。

最後は珍走族の3段シートですww
腰当てというより、完全に背もたれですね。見た目はさておき、パッセンジャーの快適性だけで考えると一番良さそうですね(´-ω-`)
ちなみに豆知識ですが、3段シートは見た目が派手なのと反社的なイメージから、取り付けただけで即違法改造だと誤解されがちですが、車検証に記載された全高との差が±4cm以内なら、合法だったりします。
つまり車両の全高はミラーを外した状態で測るため、ネイキッドの場合はハンドルやメーター周辺が車体の最高部になることが多いので、かなり背の高い3段シートでも、改造申請なしで取付けできたりします。
トップケース

とはいえ、スーパースポーツは車種の性格やデザイン上、バックレストのラインナップがない車種も多いです。
そんな場合は最終手段として、背もたれクッション付きのトップケースを取り付けるという荒技があります。
まぁ、背もたれを付けたところで、そもそもシート自体がタンデムにまったく向いていませんので、快適な2人乗りは不可能ですよ(´-ω-`)

『筆者情報』

名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。

名前:あずみ
年齢:そいつは言えないなぁ
仕事:いわゆる事務職
住所:京都(八幡市)
趣味:グルメ旅行
堅実で普通な日々を大切にしつつ、時々取材に出かけて記事も執筆。
アイデア相談やリライトで協力しています。
少し陰キャで人見知りの内弁慶ですが( `・∀・´)ノヨロシク。

