ADV160のウエイトローラー をドクタープーリーに変えてみたので、その変化のデータを書いてます。同型エンジンのPCXでもほぼ同じ結果になるので参考程度にどうぞ
(注.エンジンの個体差などで、微妙に誤差がでるので参考程度でよろしく。)
ノーマルローラー19g×6個
新車から走行距離2000km使用した純正のウエイトローラーです。写真では、わかりにくいですが少し片減りしてます。最近のHONDAスクーターはプーリーの表面が粗いらしくローラーが減りやすいみたいですよ。
最高速 109km(GPS読み)
変速回転数 6500rpm
100km回転数 8200rpm(メータ読み)
街乗り燃費 45km
高速道路燃費(100km巡航) 30km
ドクタープーリー12g×6個
最高速 112km(GPS読み)
変速回転数 8100rpm
100km回転数 8200rpm
街乗り燃費 35km
高速道路燃費(100km巡航) 30km
『オススメの重さは？』
絶対的な速さが欲しい人は正解がありますが、街乗りでウエイトローラー 交換をする人の目的は、フィーリング重視だと思いますので、ざっくりと私見になりますが3ジャンル別にだいたいの重さはを記載しておきます。
ホンダ原付2種用『15.5g以下のサイズを、お探しの方は、こちら』
ホンダ原付2種用『16g以上のサイズを、お探しの方は、こちら』
8g〜11g(レーシング )
純粋に速さのみを追求するなら最高出力回転のちょい上くらいを狙うのがセオリーなのでこの辺りのローラーで8600回転から9000回転回転以内に入れればOKです。一回はエンジンが持っているフルパワーを体験するのも、いいかもですよ。
デメリットは燃費が20kmくらいになり、街乗りの通常運転で低速で走っていても回転数だけめちゃくちゃ上がってスピードが付いてこない感じになります。なかなかに不快ですよ。
速さ以外はデメリットしかないので、基本的にはオススメはしないです。
13g〜16g』(スポーツ)
変速回転数が誰でも体感できるレベルで上がるので、ウエイトローラー交換の雰囲気を楽しめます。回転数とトルク感のバランスが良くアクセルを全開にしたら、しっかり回転数がしっかりついてくるので、気持ちいいです。
燃費も30km後半くらいは出るので、まぁまぁって感じですね。特にアフター品のマフラーに付け替えてる人は、マフラーの性能を発揮する回転領域になるので、おすすめです。
18g〜20g(ツーリング)
純正ウエイトローラーと同程度の重さです。基本的にデメリットはなくメリットしかありません。そのメリットは最高速が上がる事と、高速道路での100km巡航時の回転数が低くなり、燃費と快適性が向上します。でもわざわざ買い替える程でもないので、ウエイトローラーの交換時期がきた時に、純正から入れ替えるくらいで変えると幸せになれます。
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『ドクタープーリーの寿命』
1万km使用後のドクタープーリーの摩耗具合の写真です。グリスはベルハンマーNo.2を使ってます。
(ランププレート側)
ランププレート側は、摩耗はほぼゼロですね。
(プーリーのローラガイド側)
プーリー側は、少し摩耗が確認できます。このレベルだと新品と変速フィーリングも最高速も変らないです。
(真横からの写真)
真横から見た写真ですが、全体的にまったく磨耗してないのが、わかりますね。この調子だと2万kmは、余裕で使えそうです。まぁそれでも僕は、1万くらいで交換を推奨するけどね。ローラーの耐久性に関しては、ベルハンマーグリスの影響も大きいので、おすすめですよ。
ベルハンマー LSベルハンマー グリスNo.2 50ml Lsbh16
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『交換後のフェイス面』
ドクタープーリー交換後のフェイス面の様子です。外周部が汚れたままなので、そこまでベルトが移動していないのが、わかりますね。フェイスタッチの痕跡があるのでベルトの太さを変えない限りこれ以上は、変速は不可能です。中央部もベルトが当たってなくて、綺麗なままなので、シム調整が可能です。
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『シム調整でトルクアップ』
ってわけで早速シムを準備しました。サイズは15×24でピッタリです。シム調整でパワーアップする理屈は別記事で書いてます。まぁここを読んでる読者の方には、説明不要かと思いますが(笑)
プーリーボスにシムを乗っけた画像です。当たり前ですが、完全にツライチですね。
早速シム調整をしたのですが、ケースのクリアランスがギリギリなので、それほどシムを追加出来ません。なので1mmだけ追加しました。このくらいならまず干渉の心配は、無さそうです。
こちらがシム追加後のVベルトの写真です。しっかり外まで広がってますので、1mmで正解でした。結果オーライです。
シム追加後のフィーリングは、理論通りスタートダッシュがよくなったのと、全体的にトルク感が体感できるレベルで向上しました。最高速に関しては、次の休日にテストしに行きます。
スペーサーシム Φ15 × 24 × 0.5 ホンダ type 3 KITACO（キタコ）
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『筆者情報』
名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。
