プーリーボス ワッシャー 短くすると 最高速が伸びる 解説🛵

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『ドクタープーリーに戻る』

プーリーボスの長さをスペーサーを追加する事で調整する改造です。

効果は、全体的にローギア化されて発進と加速のトルク感が、向上します。特に発進の方は顕著で体感できるレベルですので、是非チャレンジしてみてください😗

『用意するシム』

プーリーボスの内径と外径のサイズを測り同じサイズのシムを準備します。測定器が無ければ、国産車なら、『車種名 ボスワッシャー』等のワードでGoogle検索すれば、車種用のアフター品が出てきます。

厚みは0.5mmと0.3mmの物がラインナップされてますが、とりあえず0.5mmを2枚、買っちゃいましょう。

『加速が良くなる仕組み』

ワッシャーの有無比較断面図です。エンジン側プーリーの断面図ですが、ワッシャーを追加する事で、Vベルトが、内側に落ちてるのがわかりますね。相対的に後輪側は、広がるので、見た目以上に効果は、抜群です。これが全体的にローギアになりトルクアップする仕組みです。

何も考えずに追加するなら安全性を考えて0.5mmを1枚だけ追加が、お勧めですが、参考程度にスクーターレース界隈では、2mmくらい追加してる猛者が結構います。(注:4スト50ccは、0.5mmが限界)

『取り付け方』

写真の見た目のまんま(笑)ボスの上にワッシャーを入れて後は、そのまま組み立てるだけです。0.5mmの追加だけなら国産車なら何も考えずに取り付けても問題ありませんが、それ以上だと問題が発生する事が、ありますので下の項目で失敗例を紹介します。

『失敗例』

バイクの改造は、メーカー設計の想定範囲外の事です。シム調整は、メーカー設計の過剰なな安全マージンを少し削る行為ですので、味付け程度にしましょう。

Vベルトとボスが接触している

少し触れてしまう程度なら大丈夫ですが、Vベルトとボスが『圧着』してるレベルならアウトです。確認は、非常に難しいですが気をつけておきましょう。

後輪側のVベルトがはみ出している

組みつけ後エンジンをかけてベルトを馴染ませた後にVベルトがフェイス面の外径からはみ出している様なら危険です。筆者の経験的に、写真の状態くらい迄なら問題が発生した事が無いですが、辞めておいた方が無難です。

4スト50ccは、やめとけ🆖

4スト50ccスクーターについては、馬力が低いのかメーカー設計の段階で、落とし込みが、限界付近の攻めたセッティングになってます。車種によれば、加工した短いプーリーボスを入れた方が、バランスよく速くなるほど純正は、発進重視です。

また最高速もレブリミッター(エンジン回転数)で60km丁度に止まるように設計されているので、シム調整をすれば、最高速が、確実に落ちます。

とはいえ原付の法定速度は、30kmなので0.5mmを1枚だけ入れてシグナルグランプリで優勝を狙うならありかと(笑)

 

 

 

 

 

2023.5.21 明智ヒルトップサーキット 中部ミニロードレース#2 Rookie+Enjoy決勝

ビッグボインマグナム

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