バイクのエンジンオイルの規格🛵💨

ガレージでエンジンオイルを眺める、女の子(あずみ)の画像 バイクの豆知識集

エンジンオイルは、基本的にバイクメーカー純正を選んでおけば大きな失敗はありません!!

しかし
「社外の高性能オイルも試してみたい」
って思った時に

「どのオイルが使えるのか判断できない」
という人も多いはずです・・・

エンジンオイルの銘柄が多すぎる現実を示すため、バイク量販店で写真を撮ってきました。
ですが安心して下さい。
エンジンオイルには“規格”というものがありまして、その規格によりオイルの性能や特性の保証されています。つまり、バイクメーカーが指定する規格さえ合っていれば、基本的に社外オイルを使ってもオイルが原因でのトラブルは発生しないってことです。
(規格とはそういうものですからね)

ってわけで本日は、バイクのエンジンオイル規格『SAE規格』『JASO規格』についての解説日記やで٩( ‘ω’ )و

『SAE規格とは?』

筆者がエンジンオイルのSAE粘度(10W-40など)を調べるために参考にしたSAE規格の参考書
SAE規格とは、エンジンオイルの缶に書いている『0w-30』『5w-40』の事で、数字の大きさはオイルの硬さを表してます。

マルチ粘度グレード(例:10W-40)の表示例と見方を解説した図
画像のとおり、表記の左側にある「10W」は低温時の粘度を示し、エンジンが冷えている状態でもオイルが硬くなりすぎず、流動性を保てるかの目安です。ここがメーカー指定より大きいオイルを入れると、冬の始動直後にオイルの回りが遅くなり、エンジン内部の潤滑が間に合わずダメージにつながるリスクが上がります。低温側(W側)は必ずメーカー指定と同等か、それ以下の数字を選びましょう。

右側の「30」は、高温時(温まった状態)での粘度を示す数字です。エンジンオイルは高温になるほど粘度が下がってサラサラになり、油膜が薄くなるとクッション性が落ちて保護性能も低下します。
ただし「数字が高いほど常に良い」というわけではありません。高温側の粘度が高いオイルは内部抵抗が増えやすく、そのぶんレスポンスや燃費が悪化することがあります。だから基本は、バイクメーカー指定の粘度を選ぶのが最適解です。

『JASO規格とは?』

バイク用オイルのJASO MA・MA2・MBの違いを簡単にまとめた図(初心者向け)
JASO MA / MA2 / MBは、バイク用オイルの「摩擦特性」の違いです。。

湿式クラッチを初心者向けに説明するため、クラッチカバーをスケルトン化して内部構造を見えるようにした写真
ミッション車の多くは「湿式クラッチ」で、クラッチ板がエンジンオイルの中に浸かった状態で動きます。
そのため、オイルの摩擦が低すぎるとクラッチが滑ってしまうことがあります。これを防ぐ目的で、クラッチの“滑りにくさ(摩擦特性)”に合わせてオイル規格が分けられています。

ヤマハ純正オイルの上位グレード例。純正最高峰がJASO MA2表記であることを示す写真
基本的にオイルメーカー各社は「MA2=高性能」という見せ方で売ることが多いので、MA2が最高性能でMBが最低性能という誤解が生まれがちです。
でも実際は、MA2/MA/MBは“優劣”ではなく用途の違いです。車両の仕様に合った規格を選んだ方が、エンジンは本来のパフォーマンスを発揮できます。

JASO規格の選び方

MA規格のオイルが適正なバイクの画像
『MA規格』
湿式クラッチ対応の標準。発進や加速でクラッチが滑りにくく、一般的なマニュアル車に広く使える。

MA2規格のオイルが適正なバイクの例(YZF-R1)
『MA2規格』
MAよりさらにクラッチを滑りにくくしたオイルです。高トルク車やスポーツ走行でクラッチの確実性を優先したいとき向き。

クラッチの寿命も伸びるので、走行性能より耐久性を優先する人は、MAよりMA2の方がよいですよ。

(ちなみに、レッドバロンのオイルリザーブシステムで使われているエンジンオイルは、全てMA2です)

MB規格のオイルが適正なバイクの例(スクーター)
『MB規格』
低摩擦タイプで燃費・回りの軽さ重視。主に乾式遠心クラッチのスクーター向けです。
マニュアルバイクでも、乾式クラッチの場合はMB規格の方が適正が高い事がほとんどです。
(スポーツバイクは特殊な機構が装備されている可能性があるので、一応メンテナンスマニュアルには目を通して判断してね)

『JASO規格の早見表』
まとめるとこんな感じですね。
例外として低排気量のミッション車であっても、サーキット走行などをする場合は、クラッチにかかる負担が高いのでMA2推奨です。

『MA2の弱点』

MA2規格の弱点を解説するために、筆者が買ったオイル。
バイクメーカーが純正オイルの最高峰として販売しているラインは、多くが JASO MA2。そのせいで、MA2オイルが「最高性能のシンボル」みたいに扱われがちでが・・・

前述のとおり、MA2は、湿式クラッチを滑らせない方向に寄せただけの規格です。結果として潤滑性能が犠牲になり、体感では次の3点で MA/MBより不利に出る傾向があります。
• オイルが熱を持ちやすい
(摩擦が増える分、発熱もしやすい)

• 燃費が悪化しやすい
(内部抵抗が増える)

• レスポンスが重く感じることがある
(回転の軽さが削られる)

ブランドイメージに騙されるオジサン達と、それを見て呆れる女の子(あずみ)の画像
広告が作り上げたブランドイメージに惑わされず、自分の車種と用途に合った規格のオイルを選びましょう。

『APIグループ』

APIグループを初心者にわかりやすく解説している、女の子(あずみ)の画像。
『APIグループ詳細日記』
オイルの性能は、基油(ベースオイル)で大枠が決まると言っても過言ではありません。その基油を6個のグループにわけたのが、API規格です。一般的には数字が大きいほど高性能と言われてますが、筆者の見解ですとグループⅢ以上は一長一短で適材適所だと思いますよ。

ベースオイルの話は長くて一番面白い話になるので、細かい話を知りたい方は詳細記事をどうぞ。

『API/JASO規格が、信頼できる理由』

抜き打ち検査のイメージ画像
規格の取得自体も厳しいテストをクリアしないといけないのですが、テストを通してしまって中身の違う製品を販売できないようにするため、抜き打ちテストが行われます。
ホームセンターなど、実際に店舗に並んでいる商品からランダムで抜き取り検査されることもあり、一つでもNGが出ると、メーカーは是正要求や再試験、場合によっては認証停止・剥奪といった重いペナルティを受けることになります。

市販状態の製品そのものが、継続的に監視されているため、処方を勝手に変えたり、コストダウンのために性能を落としたりすると、後から必ずバレる仕組みになっています。

罰則も非常に厳しく、抜き打ちテストで不合格が出た場合、単に
「その製品がダメになる」だけでは済みません。

「規格ロゴの使用停止・削除命令」
「カタログ・Web・缶デザインの全面修正」
「流通在庫の扱い見直し」
「規格団体やOEMへの不名誉な履歴の記録」
といった形で、メーカー全体の信用問題に発展します。APIやJASOの認証を失うと、自動車メーカー指定油や業務用市場への道は、ほぼ閉ざされます。またBtoB取引では「過去に不正・不合格歴がある」という事実そのものが致命傷になります。

つまりリスクが大きすぎて、チョンボが怖くてできないって事です。

『僕の考えた最強のエンジンオイル 2選』

バイクのエンジンオイルで悩んでいる、あずみの画像。
○○5選みたいなタイトルを一度やってみたかっただけです(笑)
今回紹介するのは、公道で使う前提のエンジンオイルです。

条件は
・公道で使うのでロングライフであることよって一日で使い捨てみたいなレース用みたいなやつは対象外
(メーカー指定の交換サイクルを守ってOKな範囲)

・コストは無視
(最強を名乗るなら、値段で逃げたら負け純粋に一番いいやつを選んだで)

『MT車 最強のエンジンオイル』
バイクのMT車の最強のエンジンオイルを紹介する記事のリンク画像。
『MT車最強のエンジンオイル詳細日記』
紹介するエンジンオイルは、世界で唯一ベースオイルと添加剤を自社開発できる某メーカー製です。MOTO2・MOTO3採用実績があり、そのレースオイルをそのままストリートへフィードバックした製品です。これだけで速さについては、もはや説明不要でしょう。

読者が心配するのは「レーシングベース=短命」という問題ですが・・・
メーカーは通常の交換サイクルで問題なしと明言しています。
実際に筆者が10万km使用したホーネット250のエンジン内部は、摩耗も少なく、カム・ベアリングともに非常に良好な状態でした。

筆者の公道で使えるMT車用エンジンオイルとして、最強であることは間違いありません。

『スクーター 最強のエンジンオイル』

『スクーター 最強のエンジンオイル詳細日記』
スクーターに適正な JASO MB規格 オイルは、コスパ重視の実用オイルばっかりで、“高性能オイル”はほぼゼロです。

理由は簡単で、スクーターは日常の足。
「エンジン性能を最大限に引き出したい」なんて考える人はかなり少数派で、そんな市場に高コストで作っても採算が取れないからです。

しかし諦めるのは、まだ早い‼️
4輪用のオイルを使うという作戦があります。
スクーターレースの世界では、常套手段だったりします)

もちろん規格外のオイルを使うことになるので、自己責任になりますが、筆者はこれでトラブルが発生した事はありませんよ。
(注:それでもメーカー保証期間中はやめておいたほうが無難です)

ただし・・・
値段は疑う余地もないくらい最強やけどなww

関西ツーリングスポット 紹介ページのリンク

『筆者情報』

筆者情報 スコ太
名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。

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