ADV160には、メットインスペースに大きめのヘルメットが入らないという問題があります。主な原因は、メットインスペースの底が浅いことと、シートベースの形状があまり良くないことです。
メットインスペース自体の浅さは個人レベルで解決するのが難しいですが、シートベースの形状については改善できます。代表的なのはPCX用純正シートへの交換でして、これによって大きめのヘルメットが入るようになります。
でだッ‼️
どうせ交換するならカスタムシートを試してみようと思いまして、今回はTWRのカスタムシートに交換しましたので、感想を書いてきます。
『梱包は丁寧でした』

ダンボールに刻印されてる『HONDA』の文字からTWRのシートが純正品を調達して加工してる事がわかりますね。

タイからの輸入品なので、輸送中の傷や破損がないか少し不安でした。
しかし実際に届いた商品は、ダンボールを開けるとまず発泡シートで包まれており・・・

その下にはさらにプチプチでも保護されていました。
ここまで梱包されていれば、輸入品でも安心して購入できるかと思われます。
『質感について』

(黄砂で汚れてるは、許してww)
シートの質感はカーボン調ですが、ありがちな安っぽいテカりはなく、落ち着いたマット仕上げです。パッと見では純正シートにも見える自然さがあり、大人が使っても恥ずかしくない仕上がりになっています。
このくらい自然な見た目なら、通勤で会社の駐輪場に置いていても、人格を疑われるようなことはないと思います(笑)。

(緑色の部分が防水シートです。カットが粗いです)
シート裏にはビニール製の防水シートが貼られていて、雨の日でもスポンジまで浸水しない構造になっています。
シートの耐久性に関わる重要な部分なので、純正シートでは当たり前のように施されていますが、多くのカスタムシートではなぜか省略されています。

シートの密閉性を高める防水ラバーは、最初から装着されていたため、別途準備する必要はありませんでした。٩( ᐛ )و
『TWRシートの良くなかったところ』

取り付け直後のシートは、かなり閉まりにくいです。しかし1週間ほど使うとシートベースがなじみ、軽い力で普通に閉まるようになります。これは純正シートでも起こる現象らしいので、初期の渋さはある程度仕方ない部分ですなぁ٩( ᐛ )و
シートが馴染むまでの間は、シートロックの真上あたりを強めに押すと閉まりますよ。

TWRシートは、純正シートと比べて30mmのローダウンを謳ってますが、スポンジを抜いてる部分は、着座部分のみでして、シートに座るとライダーの脚部の角度が広がる形になるので、足付きはよくなりません。むしろ悪化します。
足付き改善は、ローダウンサスペンションの方が効果的です٩( ᐛ )و

シートロック部には、樹脂成形不良の跡がそのまま残っていました。Hondaの正規製造ラインなら、品質管理で確実にNGで弾かれるレベルです。この事からTWRのシートは純正ラインをNGで弾かれたシートを調達して、それを加工して製品化していると思われます。
シートの開閉に問題はないですが、あまり気持ちの良い感じじゃないですね。まぁ純正NG品の横流し部品を加工販売って話は、アジアンパーツあるあるですなぁww

以上3点は残念なポイントですが、筆者としては全て実用上はまったく問題ないので、気にならなかったけど、神経質すぎる人は素直に国内メーカーのカスタムシートを選びましょう٩( ᐛ )و
『TWRのカスタムシートに交換すると収納できるヘルメット』

『収納可能ヘルメット、まとめ記事』
PCXシートに交換すると、実際にどのヘルメットが入るのか気になる人も多いと思います。ADV160のトランクスペースはPCXと共通のため、シートを交換すれば、PCXに収納できるヘルメットはそのまま入ると考えて問題ありません。
そこで、PCXに収納できるヘルメットの情報を別記事にまとめました。ヘルメット選びの参考にしてみてください。

PCXシートに交換すると大きめのヘルメットが入る理由は、写真を見れば分かる通り、シートベース前方の幅が広く、着座部分に補強が入っていないぶん奥行きを確保できているからです。
補強が入っているADV160の純正シートは、PCXシートよりかなり剛性が高く、しっかりしていてたわみにくくなっています。まぁシートの剛性が高いメリットは、何も無いですけどね(笑)
『乗り心地レビュー』

TWRシートのライディングレビューですが、ツーリングの快適性を1mmも犠牲にせずに、スポーツ走行のポジションの自由度を限界まで高めたって仕上がりです。
ツーリングが快適な理由

写真では少し伝わりにくいかもしれませんが、着座位置を30mmアンコ抜きすることで、やや前上がりの形状になっています。その利点は以下の3点です。
1・腰当ての段差が相対的に高くなり、お尻全体のホールド感の向上を感じられます。
2・体が前にずれにくく、ズボンが股に食い込みにくくなります。
3・走行中の頭の位置が下がるぶん、スクリーンの効果もわずかに高まります。
特に高速道路を使った長距離走行はかなり楽になりましたよ。
スポーツ走行にも適した形状

この手の快適シートとしては珍しく、腰当て部分はお尻を扇形に包み込む形状ではなく、直線的な形状です。そのため、ハングオフ時に腰を左右へ動かしても妨げになりません。

更に腰当て部分は10mmほど後方に下がっており、ノーマルシートと比べてリアへの荷重をかけやすい形状になってます。
シート前方が純正シートより横に長く前上がりの形状なので、ハングオフ時の脚部全体のホールドも良好です。

(純粋なスクーター用レースシートのサンプル写真)
もちろんスクーターレースで使われるような純粋なレーシングシートのような、ポジションの自由度はありませんが、ワインディングを軽く楽しむ程度でしたら十分です。

余談ですがスポーツ性を完全に犠牲にしてでも快適性(疲れにくさ)を優先するなら、ノイワットダンのシートの方が向いています。
写真でも伝わると思いますが、腰当てが更に高く、お尻を扇形に包み込むような形状になっているため、長距離走行での腰への負担はかなり低いですよ。
『取り付け』

(人差し指の部分がシートを開けたときに僅かに干渉する)
ADV160にPCX用シートを無加工で取り付けると、センターカウルとシートが干渉するのですが、ワッシャーを追加することで回避できます。なのでシート側を削るような難しい加工は不要ですぞ。

シートヒンジと台座の間に、このようにワッシャー(厚み4mm)を挟んで高さを稼ぎます。
(補足:ヒンジとシートの間ではないですよ)

そうすると、このようにセンターカウルとシートの干渉を回避できます。

使ったワッシャーは『内径6mmの厚み2mmの特大ワッシャーを4枚』です。
筆者は外径が25mmのものが手元にあったので、それを使いましたが30mmの方がベストです。
(補足:ワッシャーのサイズは30mmがベストだと書いた理由も説明しておきますと、本来ここは面全体で荷重を受ける部分なので、できるだけ接地面を広くしたほうが耐久性は上がります。しかしヒンジ受けの形状的に、無加工でボルトオン装着できるサイズは30mmが限界です。よって30mmのワッシャーをベストサイズと判断しました。)

心配される水の侵入ですが、コイン洗車機で横から凄まじい勢いで水をかけても、浸水しませんでした。
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ステンレス 平ワッシャー 2個入
M6用外径30mm 厚さ2mm
ワッシャー追加のメリット

『収納可能なヘルメット詳細記事』
シンプルに高さを稼げるので、メットインに入るヘルメットの種類が増えます。たった4mmと思うかもしれませんが、ヘルメット収納においては意外と大きな差です。メットインに入るヘルメットの種類を増やしたい方には、かなり有効な対策ですよ。
ヒンジ取り外しの注意点

メットインを付けたままヒンジの6角穴ボルトを外すと、受け側のナットが車体の奥に落っこちて、大変な事になります(笑)
なのでメットインは、必ずはずしましょう。
『筆者情報』

名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。

名前:あずみ
年齢:そいつは言えないなぁ
仕事:いわゆる事務職
住所:京都(八幡市)
趣味:グルメ旅行
堅実で普通な日々を大切にしつつ、時々取材に出かけて記事も執筆。
アイデア相談やリライトで協力しています。
少し陰キャで人見知りの内弁慶ですが( `・∀・´)ノヨロシク。



