パーツクリーナーとは読んで字の如く部品を洗浄するスプレーです。主な使用用途は金属面についた油汚れや錆の洗浄です。本日は筆者が愛用してるパーツクリーナー3種類とパーツクリーナーに関する雑談日記になります。
種類が、いっぱいある
高い物や安い物といっぱいありますが、基本的にはヘキサン(石油系の有機溶剤)、エタノール(有機溶剤)、ブタン(スプレーの噴射剤)の3種類の成分を基本に各社それぞれの使用用途に合わせて有効成分を添加してます。
最も汎用性の高いパーツクリーナー
「BC-9」最も汎用性の高いパーツクリーナーでゴムやプラスチック塗装面にまで使用可能なパーツクリーナーです。商品説明の文言だとまったくのノーダメージってわけじゃないようですが。僕の経験だとゴムパーツの硬化や塗装面の痛みは、特に発生しませんでした。その代わりに洗浄力が弱く、頑固なカーボン汚れ等を落とすのには不向きです。パーツクリーナーをどれを買えば良いかよくわからないって人とかは、これを買っとけば、間違いないです。ちなみに筆者は、これ一本で他のパーツクリーナーの必要性を感じないくらい重宝してます。
洗浄力最強のパーツクリーナー
最強は、言い過ぎですが(笑)強力な洗浄力が必要なら『BC-8』がオススメなのです。しかし注意点がありましてゴムや塗装面に攻撃性があるので使用用途を選びます。なので使用例を載せておきます
『ノンシールチェーン』
バイクや自転車の競技向け車両は、ノンシールチェーンといいグリスを封入するゴムシールがない物があり、そのチェーンの洗浄にBC-8の使用は最適です。何しろノンシールチェーンは金属だけですからね。ちなみにノンシールチェーンにシールがない理由は、少しでもフリクションを減らすためで、頻繁に洗浄と注油をしないと寿命が短くフリクションが大きいダメチェーンになるよ。
『スクーターの駆動系』
こだわり派な人向けで、駆動系パーツにグリスなどの油分が残っているとVベルトが滑ってしまいロスになります。(注・街乗りレベルでは、まったく問題ない)なので完璧に脱脂したいなら使います。
しかし明確にリスクがあり。スクーターの駆動形にはクランクシャフトやトルクカムなどにゴムのシールが使われていますので、オイルやグリス漏れの原因になります。頻繁にシールを交換するなら問題ないですが、街乗り車両では、使わない方が無難なので強い拘りがないならBC-9の方を使ってた方が無難ですよ。
『グリスの洗浄』
汚れたグリスを取り除くのには、効果的です。BC-9でもとれるのですが、全然溶け方が違って早く作業が終わりますよ。
WAKO’S ワコーズ BC-8[650mL]
とにかく激安のパーツクリーナー
ホームセンターなどに行くと1本200円くらいのパーツクリーナーがあります。安いので粗悪品かと言えばそんな事はなく、金属の洗浄に限定すれば問題なく使えます。ただし洗浄力は弱いです。床に落ちた油の掃除用とかボルトやネジ類の洗浄には、良いですね。また「チェーンクリーナー」や「ブレーキクリーナー」など専用品を謳っている物は、何かしらの対策をしてるので、それらの用途に使えます。
パーツクリーナーは人体に害はありますか?
パーツクリーナーの主成分は、石油系溶剤(ヘキサン系統)とエタノール。 いずれも揮発性が高く、空気中に消えてなくなりますが、大量に吸ったりすると呼吸器障害が起こる場合があり大変危険です。密室で作業をする場合は防護マスクやゴーグルを着用する事が望ましいですね。
直接皮膚にかかると皮膚刺激で炎症の原因になります。またあまり知られてませんが皮膚から体内へ吸収する事も覚えておきましょう。皮膚の弱い方は、気にしたほうが良いでしょう。筆者は、まったくきにしてません(笑)
ゴキブリ退治に使えるぜッ!!
読者諸君達が、いったい何の日記を見せられてるのか困惑する気持ちになってるのは、わかりますが話を聞いてくれ!!実は、パーツクリーナーはゴキブリ退治に使えます。ゴキブリは「気門(きもん)」で呼吸を行っているため、気門を水でふさがれると窒息死してしまいます。そこで体に油をまとうことで、水をはじいて気門がふさがれるのを防いでいます。そこでパーツクリーナーを使えば、ゴキブリの気門を守っている油を溶かして、さらにパーツクリーナーの溶剤が気門に入り込み、ゴキブリの呼吸を止めます。これによって窒息死させることができるという仕組みです。
昨今のゴキブリの進化は凄まじく、殺虫剤に対して薬剤耐性を取得して効かなくなった個体が増えてきますが、今のところパーツクリーナーに関しては有効です。それには理由がありまして、殺虫剤は薬品により『麻痺』してゴキブリの動きを止めるのに対し、前述した通りパーツクリーナーは、『窒息』させて動きを止めます。まだ人類の優勢は保ててるわけです。
しかし10年後(20XX年)・・・パーツクリーナーに耐性を獲得したゴキブリ軍の逆襲が始まる 人類の存亡をかけた戦いが、今はじまる。