紅殻または弁柄とも表記されるベンガラは、古代から使われてきた顔料の一つです。
土からとれる酸化鉄が主な成分で、インドのベンガル地方で良質なものが産出されたことからその名がついたと言われています。
暗い赤みを帯びた茶色が特徴的な顔料ですが、ベンガラには赤だけでなく、褐色や黒色、黄茶色などの調合と焼成温度によっては赤系以外の色を作ることも可能となりました。
中国から輸入したことで日本にも広がり、建築塗料として使われるようになりました。
京都で見られる落ち着いた赤茶色の「紅殻格子」が身近な使用例です。ベンガラは和風なデザインとの相性が良く、京都の古き良き景観にもなじみやすいのです。
老舗感があっていいですね😗
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