僕が愛用してるエンジンオイルでニューテックと言う会社のオイルを紹介します。
最初にニューテックって会社は、あまり知られてないので軽く紹介すると、設立は1990年とオイルメーカとしては後発で本社は、神奈川県にある日本の会社です。モータースポーツ向けの高性能オイル製品を作る為に設立されました。『ニューテックの歴史』を読むと、めちゃくちゃ心が熱くなって、使いたくなりますので、是非読んでみて。
今回紹介するエンジンオイルはそんなニューテックのエントリーモデルって事もあり。ストリート向けのエントリーモデルのZZ-01という商品で、2500円とお安め価格ですが、いわゆるエステル配合の高性能に分類されるオイルです。
油温が下がります
僕が使用してみて一番良かった点ですが、メーカーは特に謳ってませんが油温が上がりにくいです。油冷や空冷バイクのオーバーヒート対策に使えます。僕のツーリング用の空冷150ccバイクは、夏になると高速道路で100kmで走ると5分で油温が上がりすぎにより警告灯ランプが点灯してしまうのですが、問題なく走れるようになりました。気になって比較検証してみたら、冷却性能に優れていると言われるホンダG4オイルより3度も油温が低かったです。冷却性能と熱吸収性能が高いようですね。
しかし面白い事にZZ-01の上位グレードであるはずのNC-51では、余裕でオーバーヒートしました。
最近流行りの150ccバイクは、基本的に水冷ですが、高速道路はかなり厳しい事には変わりないので、冷却性能が高いことは、かなりのメリットですよ。何しろレブリミット付近で連続走行ですからねww
燃費が良くなります
昨今のガソリン代の高騰で燃費性能が気になる所ですが何度かテストの結果ホンダG4比較との比較だとリッターでだいたい2kmほど良い結果がでました。まぁこれは、誤差と言えば誤差ですけどね。
絶妙な粘度設定
さてそんな低燃費で油温が上がりにくいZZ-01ですが粘度が5w-35って事で純正指定オイルの粘度から微妙に外れてるのが気になりますよね。小排気量のバイクではトルクとレスポンスと燃費向上の結果が得られて、エンジン内部もキズやカーボンもなく綺麗でしたので、特に問題がありませんでした。仲間内のバイク5台で、それぞれ1万キロ走行のテストをした結果なので、間違いないです。
個人的な考察になりますが、ホンダ系のバイクは0w30で、その他のヤマハ、カワサキ、スズキは、0w40のエンジンオイルをメーカーは指定してます。これはピストンクリアランスがどうとかの話じゃなく、設計思考でホンダは、耐久性より性能重視で、その他のメーカーは、耐久性重視って感じがします。なので個人的にそれほどシビアに純正指定粘度を守る必要はないと思います。僕はメーカの中の人間じゃないので断定はできませんがww
実際に本田OEMのヤマハのバイクが、同じエンジンであるにも関わらず、それぞれ違うオイル粘度を推奨しています。もうこれが答えでしょ!!
紙パック最高
もう一つ良いポイントしては容器が紙パックで使い終わったらゴミ箱へ容器を捨てれるところですね。自分でオイル交換をすると空き缶の処理って何気にめんどくさいですからね。何気に助かります。
ZZ-01のデメリット
最後にデメリットですが、量販店にあまり置いてないので購入が面倒です。大型車のフルパワー走行だと微妙にクラッチ滑る車種があります。それくらいですね。
なので400cc以上のハイパワーバイクでニューテックを使うならNCシリーズがおすすめです。こちらは湿式クラッチにも対応した設計で開発されています。
NUTEC ニューテック NC-50 1L 10W-50
小排気量車だとまったくネガがありません
小排気量のミニバイクレースだとフリクションの低さからレーシングオイルより良い結果が得られたので僕は、愛用してました。しつこいようですがシリンダーやカムに傷も無く、カーボンも少なかったので、保護性能や清浄性能も問題ないでしょう。因みに写真の50ccスクーターレースは、常にレッドゾーンを超えた回転数で走り続けるレースなので、エンジンにかかる負荷は、かなりのものなんですよ。
『エンジンオイル交換の仕方』
とりあえずミッション車向けのでオイル交換動画がありましたのでこちらで予習しときましょう。
準備するのは、各自秘伝のエンジンオイルとパーツクリーナーとラチェットと廃油を捨てるポイパックとオイル量を計測できる計りと汚れを拭き取る用のキッチンペーパーです
他には、消耗品になる予備のオーリングとかワッシャーですね。
まずオイルを抜けやすくする為に給油口の蓋を開けます。
オイルを抜くボルトは、だいたいのバイクはエンジンの下にあります。
もしわからなければ、バイク屋さんに聞いてみましょう。
ポイパックを下にセットしてからボルトを緩めてはずしたら、オイルが抜けてきます。
左の部品がストレイテナーといいオイル内のゴミをキャッチしてくれる装置でここにゴミが溜まってます。パーツクリーナーで綺麗に掃除しましょう。
この時に金属の破片などのゴミをチェックして、あまりにも大きなゴミが出てくれば深刻なトラブルになる前にバイク屋さんに相談しましょう。
右の黒いワッカのゴムはオーリングで劣化したらオイルが漏れるのでヒビなどが入っていたら交換しましょう。
掃除が終わればこのように組み立ててもとに戻せばOKです
後はオイルを入れます。オイル量はバイクにより違いますが、車体の何処かに書いてたりしますので規定値を入れて下さい。僕はドレッシング用の計量器で計ってます。
もしわからなければオイルゲージに半分くらいまでかかるようにオイルを入れればOKです。
オイルゲージを閉めてエンジンをかけてみて再度オイル量をチェックして半分までオイルが付いてたらOKです。
オイル量は、少なすぎても多すぎてもエンジンによろしくありませんので、ゲージ内に収まるようにオイルを入れましょう。
注意ですがエンジンをかければオイルはエンジン内で掻き回されて飛びますのでゲージはMAXになります。ゲージを1度拭き取ってからチェックしましょう。
『エンジンオイル交換に使った物』
とりあえずオイル交換なのでオイルを準備しましょうww
アストロ オイル処理ボックス 2.5L
アストロ オイル処理ボックス 4.5L
廃油を捨てるのに使った箱です。200円位と超安いです。商品リンクを貼っておきますが、ホームページやカー用品店でも普通に買えます。送料がもったいないので、そちらで購入する事をオススメすします。お金より時間が無い人は、ワテクシのブログから購入をよろしく(笑)
サイズは、2.5Lと4.5Lがありますが125cc以下の排気量のバイクならほとんど2.5Lで足りますが一応オイル量は、購入前に調べといてください。
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ドレインボルトの締め付けトルクは弱すぎると外れて強すぎると、タップが舐めます。なので慣れないうちは、トルクレンチを使ったほうが安全です。上記の商品は、エクステンションバー等もついてて他の用途にも使えて便利ですのでお勧めですよ。
最後にオイルフィルターを外すオイルフィルターレンチですが車種ごとに種類が豊富ですのでここで説明は不可能なので2りんかん等の量販店のスタッフさんに聞いて適合サイズの物を準備してください。
『最近エンジンの始動性が悪くなってませんか?そんなあなたにフューエルワン‼️ってわけで誰でも簡単に出来るメンテナンス、ガソリン添加剤の記事です。』