本日は、Hondaダンクについて話をしたいと思います。
見た目でわかるとおり50cc、オシャレスクーターです。
そのデザインは・・・

ダンクは、90年代初頭からデザイン的に何の変化もしないJOG系デザインとも違う
まぁこれはこれで実家のような安心感は、ありますがww

ダンクは、よくも悪くもレトロ系で安全パイにまとめた、ビーノ系デザインとも違う
はいはい可愛い可愛い、オシャレですねぇ~って感想です。需要は高いんだろうけど、チャレンジ精神を感じません。
50ccスクーターは、良くも悪くも90年代以前の意匠から、抜け出せない状態が続いていたのですが、ダンクは、それらとは一線を画するデザインです。
バーハンドルのデザインがモダンな雰囲気で、若者ターゲットにふってるけど、全体的にカジュアル過ぎないからオッサンでも違和感なく乗れそうなのが良いですね。日本メーカーのデザインによくある、特定のターゲットに寄せつつも平均的なところに落とすパターンですな😗
島国日本なので特定のユーザーに訴求するだけだと大多数の人間に売れなくて、大赤字になってしまうから万人受けを考慮しないといけないのは仕方ないけど、そのおかげで誰にでも親しみやすい落ち着いたデザインになってますな😗
話は変わりますが、50cc原付は日本のガラバコス状態でした。販売台数もそれほど出ずにメーカーとしては、作れば作るほど赤字でしたが。それでも日本では50ccの原付の立ち位置が、免許制度の都合でエントリーバイクになるので、ここがなくなると将来的に大きなバイクも売れなくなります。だからバイクメーカーもやめるにやめれないカテゴリーそれが50ccスクーターってジャンルになります。そして2025年の新基準原付制度が始まり、メーカーは50ccスクーターを作る必要がなくなったので、ダンクは内燃機最後の50ccスクーターになりました。
主要装備
『アクセサリーソケット』
最近のスクーターは、USBを装備してるモデルが増えましたね。ダンクも例に漏れず左の収納ポケットに付いています。スマホの充電に使えたりするので便利ですね。後付けで付けれるパーツでは、あるけど最初からあったら便利だしやっぱり純正でついてると取り付けが綺麗にまとまってていいですね。
『収納スペース』
右のポケットには、紙パックの牛乳がジャストサイズで入るようになってます。この画像は、ホンダの公式サイトから転載したものなのですが、紙パックのドリンクに合わせて設計されてるとしか思えないほどピッタリです。やはりこれは、最新設計のバイクらしく地球のエコについて考え尽くされていて、ジュースはゴミ処理が大変なペットボトルじゃななく、紙パックで飲めってことなのでしょう。間違いないっ‼️
そしてコンビニフックも当然のように付いてます。地味にあったら嬉しい装備ですよね。
なんでもいいけど、最近のスクーターのコンビニフックって、引き出し式の物が多く、デザイン性を重視してなんだろうけど、個人的にこんなところにコストをかけなくてもいいと思ったりしてます😗
メットインは、ガソリンタンクが足下にあるタイプなので、広いのかなーと思ったら、ラジエター液のタンクにスペースをとられてあり、広大ってわけではないです。それでも23リットルの容量は、現行型の50ccの原付の中では、1番大きいです。メットインの後ろにラジエター液のタンクを配置するレイアウトは、苦肉の策っぽいですね。確かにもうここくらいしかスペースがありません。かといい空冷エンジンは、今後更に厳しくなる騒音規制に対応していく事を考えると、先がないで仕方ないですね。
『アイドリングストップ』
低燃費に貢献するアイドリングストップ機能を、採用しています。実際には、それほどの効果はなく、しばらく乗ると使わなくなる人がほとんどだったりします。しかしながらエンジンストップから再始動の違和感の無さは感動レベルで、何事も無かったかの様にスーっと発進します。
アイドリングストップからの復帰が静かな秘密は、ダンクにはセルモーターが付いていなくて、代わりにACGスターターと言い発電機でエンジンを始動する構造になっています。なのでセルモーターの「キュルキュル」って始動音がせずに、無音でエンジンがスタートします。原付だけどちょっと高級感があります。
またセルのようなブラシが無いので、理論上はメンテナンスフリーなのもポイントですね。(まぁセルが故障する時には、既に何かしらエンジンの方が消耗して、故障してる事がほとんどですが)
『コンビブレーキ』
リアブレーキを握ると程よくフロントブレーキを掛けてくれる装置です。これは法律で義務付けられてるシステムで、2021年頃に原付もABSかコンビブレーキを搭載しないといけなくなりました。コスト的にはコンビブレーキよりABSの方が、かなり高く付くので、さすがにダンクは、コンビブレーキを採用したようです。個人的にコンビブレーキは嫌いな装備でして、バイクは前後独立した操作が出来るブレーキシステムであるべきだと思います。何故なら路面状況が積雪や水たまり等で、極端にスリッピーな状況の場合、意図せずにフロントブレーキが効いてしまうと、フロントタイヤが、ロックしてしまいタイヤ滑ります。フロントタイヤが滑る事は、リアタイヤが滑る事より、転倒するリスクが高くなります。逆にリアタイヤは、仮にロックしてしまっても、そうそうたいした事にはなりません。このシステムを考えた人は、本当にバイクに乗っている人なのか疑問に思っております。確かに卓上の理論では、前後ブレーキをバランス良くかけた方が、強いストッピングパワーを得られるのですが、それは路面が綺麗な状況での話ですね。悪路ならリアブレーキのみで止まるのも安全で正解です。ブレーキの配分は、よほど優れた制御コンピューターを入れれないなら、ライダーがやるべきです。
デザイン
『メーター』
デザインの話でいきなりメーターかいって突っ込みが入りそうですね(笑)
でもライダーが乗車中に一番見る物ってメーターですよね。ここがカッコいいとテンションがあがりませんか?
さてそんなスピードメーターの構成は、見た目のまんま針のスピードメーターと液晶ですね。液晶には、走行距離やガソリン残量は当然として時計がついています。コンパクトにまとまっていて、スマートなのがカッコいいですね😗
『ヘッドライト』
2010年頃からのホンダ車によくある形状のヘッドライトですね。通称「おパンツ」光量は、十分で現行国内モデルの原付スクーターの中では、1番明るいんじゃないかなぁ😗
フロントカウルに埋め込まれるような形で付いているヘッドライトとウインナーは、角張った車体とマッチしていてとても洗練されています。
『テールランプ』
テールランプはLEDですね。昨今は整形技術の向上で流線形のものが多いですが、ダンクは、ストイックな程に四角いです。見方によれば子供の落書きみたいな意匠だけど、逆にシンプルで普遍性があるとも言えますね。それでいてレジャーバイク感があってとても好感がもてます。
LEDライトは、デザインに自由度が、ありどんな形にでもできるので、最近のガンダムみたいに奇形でデザインの主張が強い車種もカッコいいのですが、通勤バイクの場合、落ち着いた雰囲気も大事ですので、このシンプルさは良いですね😗
車体スペック
『Dunk』
型式 2BH-AF78
全長 1675mm
全幅 700mm
全高 1040mm
ホイールベース 1180mm
最低地上高 1100mm
シート高 730mm
車両重量 81kg
最小回転半径 1.8m
乗車定員 1名
燃料消費率 75.3km/L
原動機型式 AF74E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1気筒
冷却方式 水冷
排気量 49cc
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2バルブ
内径(シリンダーボア)39.5mm
行程(ピストンストローク)40.2mm
圧縮比(:1)12
最高出力 3.3kW(4.5PS)
最高出力回転数 8000rpm
最大トルク4.1N・m
最大トルク0.42kgf・m
最大トルク回転数 6000rpm
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料供給装置形式PGM-FI
燃料タンク容量 4.5L
燃料 レギュラーガソリン
満タン時航続距離 338.8km
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CPR8EA-9
搭載バッテリー・型式 GTZ6V
バッテリー容量 12V-5Ah10HR
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 0.7L
推奨エンジンオイル(SAE粘度)10W-30
クラッチ形式. 乾式・多板・遠心
変速機構 Vベルト式・無段変速
変速機・操作方式 自動変速
1次減速比 3.214
2次減速比 3.833
フレーム型式 アンダーボーン
キャスター角 26°30′
トレール量 75mm
ブレーキ形式(前)ディスク
ブレーキ形式(後)ドラム
ブレーキオイル適合規格DOT 4
懸架方式(前)テレスコピックフォーク
懸架方式(後)ユニットスイング式
タイヤ(前)90/90-10
タイヤ(後)90/90-10
ホイールリム幅(前)2.15
ホイールリム幅(後)2.15
ヘッドライト定格(HS1)35W/35W
テールライトタイプ LED
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計 有
メーター表示:時計 有
車両装備:DCソケット 有
車両装備:ヘルメット収納 有
車両装備:センタースタンド 有
カスタム情報
ダンクは50ccの原付で唯一のモダンファッションスクーターって事で、改造が盛んに行われています。傾向としましては、走りの為の改造より見た目を重視した物が多いですね。
通販で気軽に買えるカスタムパーツを紹介していきます。
このブログは、一応アフェリエイトブログですので(笑)
快適便利なアイテム
KITACO サイドスタンド(HS-166)/Dunk(ダンク) 656-1010166
サイドスタンドですが、車体が軽いので無くても不便は感じ無いけど、コンビニとかで少しだけ止めるのにあったら楽ですよね。後付けパーツですので、しまい忘れエンジン停止機能は、当然付いてませんので気をつけましょう。
さてさて社外品って事で取り付けや不具合を不安に感じる人もいるかもしれませんが、50ccのスクーターは、ほぼ全車種フレームにサイドスタンドを付けてくれと言わんばかりのネジ穴があるので、バイクメーカー暗黙の了解で公認ってレベルで安心できるカスタムですよ。またサイドスタンドは取り付けは、ホームセンターで購入できる安価な工具で十分可能で、説明書を読めば誰でもできます。初めてのバイクカスタムにいいんじゃないでしょうか。
キタコ KITACO ポケットクッション HONDA DUNK ダンク 006-1157100 006-1157200 006-1157300 006-1157400
左収納ポケットでスマホを充電すると、走行の振動でスマホを傷つけてしまうのを防いでくれます。安価なものなので、付けておいて損はないとおもうよ。
パワーアップ系の改造
50ccスクーターはパワーがないぶん、改造による変化が体感しやすいと言われています。まぁそれでも非力なのは変わりないのですが(笑)
パワーを求めるなら最初から125ccに乗ればいいじゃんって
それは正論なんですが、遊びはロマン→ロマンは無駄
無駄を嗜むのは、大人の余裕って奴さ。
『キタコ マフラー』
色々と有名メーカーを探して良さそうな物を探した結果。キタコのマフラーが良さげでした。エキパイの径の細さと長さが低回転よりに出来てるのが良いですね。管長を稼ぐため中間で一回転しています。筆者のスクーターレースの経験で確実に言えることなのですが、パワーを求めると基本的にスクーターのマフラーはエキパイの長さが足りません。なのでエキパイ形状がノーマルと同じ外品マフラーは、あまり意味がありません。その点キタコマフラーは、確実に管長を稼げてるので他社のものよりパワーがでます。マフラーは他にもありますが、性能を求めるならキタコ一択です。
パワーグラフを見ても低回転トルクが増えてるのが、わかりますね😗
実際に街乗りだと高回転のパワーが上がるより発進加速でモリモリした方が、体感もできて気持ち良いです。
上もわずかに伸びてる見たいだけど誤差の範囲ですな
キタコ KITACO 541-1157400 エクストリーム Rマフラー HONDA DUNK ダンク AF74 AF78
『ドクタープーリー』
昔からある異形ウエイトローラーです。これに付け替えると、出だしと最高速が速くなります。速くなる仕組みなどは、別記事で解説してるのでそちらをどうぞ。
ちなみに最高速は、メーター読みで70kmくらい出るようになります。
つまり一発免停ですww
おすすめの重さは4gです。それ以下にすると最高速が落ちます。
Dr.Pulley ドクタープーリー 異形ウエイトローラー 16×13 Dio ズーマー TODAY HONDA ホンダ ウエイトローラー スクーター駆動系 駆動系 ローラー重量:4.0g
『筆者情報』
名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。