Xフォースの最高速を上げる改造なら、ドクタープーリーはいいぞぉ🛵

Dr.Pulley(ドクタープーリー)

『Xフォース 改造パーツまとめに戻る』
ドクタープーリーとは、特殊な形状のウエイトローラーで、純正丸型ウエイトローラーと置き換えるだけで、『最高速』『スタートダッシュ』の向上効果があります。また特殊形状の副次効果で偏摩耗に強く、純正ローラー以上の『耐久性』があります。社外パーツにありがちな、故障リスクやデメリットは特にありません。

『ドクタープーリー解説記事』
ドクタープーリーの仕組みについての解説記事です。本記事を読む前に読んでおくと理解が深まりますよ。

『ウエイトローラー解説記事』
そもそもウエイトローラって何?って人はこちらの記事をどうぞ。スクーターの変速機の仕組みについて詳しく解説しています。


ドクタープーリー20×12『楽天で購入』
(XフォースはこのサイズでOKやで)

『セッティングの基本』

Xフォースのシャーシダイナモの計測グラフ
通常のウエイトローラーと同様に、ドクタープーリーも重さを変える事で変速回転数を調整できます。

加速と最高速重視なら9g前後

ドクタープーリーのセッティングの為、タコメーターを確認してる写真。
燃費を捨てて加速と最高速のみを追求するなら、アクセル全開時の変速回転を、最大出力発生回転数の少し上あたりに合わせるのがセオリーです。Xフォースの最大出力発生回転数は8000rpmなので、8200rpmあたりに合わせたウエイトローラーにすれば正解です。

車体の個体差もありますが8200rpmを狙うならローラーの重さは、9g前後になります。

燃費と走行性能を両立するなら11g

ドクタープーリーのテストの為、高速道路を走行してきました。
7600rpmくらい回せば、パワーバンドの下限値に入ります。これ以上回転数を上げてもパワー上昇は僅かで、燃費の割にパワーアップしません。レースのような0.1秒を争わない状況なら美味しいセッティングですね。

7600rpmを狙うならローラーの重さは11gくらいです٩( ‘ω’ )و

『ドクタープーリーとノーマルウエイトローラーの比較データ』

ドクタープーリーとノーマルウエイトローラーの比較実験の為、駆動系を分解してる写真。
『ノーマルウエイトローラー13g』
・最高速/123km
・変速回転数/6500rpm
・100km巡行/7500rpm
・街乗り燃費/38km
・高速道路の燃費/32km
・120km(9500rpm)

『ドクタープーリー9g』
・最高速/128km
・変速回転/8200rpm
・100km巡行/7800rpm
・街乗り燃費/34km
・高速道路の燃費/33km

『ドクタープーリー11g』
・最高速/128km
・変速回転/7600rpm
・100km巡行/7300rpm
・街乗り燃費/36km
・高速道路の燃費/34km

比較データ具体的な数字で確認するため、タコメーターを参考にしてる写真。
データは、車体の状態や走行環境で多少変わるので、参考程度でよろしいお願いします。

ドクタープーリー9gの、メリットとデメリットについて

『メリット』
最高速チェックのため、高速道路を走る筆者の写真。
加速力が劇的に良くなります。これは単純にウエイトローラーの軽量化によるピークパワー変速の効果です。

最高速については5kmアップという結果です。まだレブリミッターにあたっていないので、マフラー交換などでパワーをあげれば伸びしろはあります。(要するにパワー不足)

高速道路の燃費が2kmほど良くなりました。これは100km巡行時の回転数をノーマルより低く抑えれてる効果ですね。

『デメリット』
ドクタープーリと社外マフラーの相性を実験してる写真。
街乗り燃費が4kmダウンします。それでもリッター34kmは出ています。

また普通に街乗りをするのに、エンジン回転数だけ上がって速度が乗らず不快です。エンジン音は100kmくらい出てそうな音だけど、速度は60kmみたいな感じです。

オススメの重さは、11gです。

ノーマル車両でドクタープーリの実験をした時の写真。
普段使いとスポーツ走行性能のバランスを考えると、変速回転は7800rpm以下で押さえておいた良いです。よって僕は11g推奨です。

Xフォースは燃料タンク容量が6.1リッターしかないので、ツーリング系の人は純正と同じ13gでもよいと思いますよ。

『プーリーボスにシムを追加でドクタープーリーの性能を100%発揮!!』

ドクタープーリとボスワッシャーの組み合わせを、実験した時の写真。
駆動系の定番チューニングのシム調整(ボスワッシャー)です。

加速重視でシムを0.5mm追加すると、スタートダッシュが向上して全体的にトルクが上がります。ドクタープーリーとシム調整の相性は抜群によく、0.5mmまでなら最高速に変化がないので何も考えずに追加してしまいましょう。

1mm追加すると最高速が3kmダウンします。お好みでどうぞ。


X-FORCE 駆動系 調整ワッシャ(0.5mm)

『ハイスピードプーリーは、デメリットが多い』

ハイスピードプーリとドクタープーリを、比較実験した時の写真。
『ハイスピードプーリーのデメリット詳細記事』
この記事を読まれてる方は、ハイスピードプーリーを検討されてる方も多いと思うので、ハイスピードプーリーのデメリットについて詳細記事にて解説します。

関西ツーリングスポット 紹介ページのリンク

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