ウエイトローラーとは、スクーターの変速回転を決めるセッティングパーツです。
ローラーが、エンジンの回転の遠心力で外に押し出される事により変速します。小排気量スクーターの駆動系は、車とは違い電子制御ではなく、アナログな機械制御ですので、個人でも簡単に、好みのセッティングにできます
ローラーを
『重たく』すれば変速回転が低くなり
『軽く』すれば変速回転が高くなります
とだけ覚えておけばOKです。
しかしあまりにノーマル状態よりウエイトローラーが軽くなれば、プーリーがVベルトを挟む力が弱くなりVベルトが、滑りはじめて問題なく走れてるようでスリップロスが大きくなります。こうなれば、Vベルトもプーリーも激しく消耗します。
ローラーセッティングは、ノーマルの70%くらい迄の重量が、限界と個人的に考えています。
それ以上に回転数を上げたい場合は、デメリットが低い順番で、最初に可能であればトルクカムの形状の変更を検討して、それでもダメなら最高速が犠牲になるけどプーリーボスのシム調整をします。それでもだめならセンタースプリングの強化品を入れるって順番でやると幸せになれます。
シム調整とトルクカムは、どちらが先でも良いけど、センタースプリングは、デメリットが多いので最終手段です。またウエイトローラーの重量を増減させるとクラッチの繋がる回転数が、僅かに変わる事があります。重たいウエイトローラーは、アイドリングで変速が、はじまってるのが原因で、『クラッチの仕組み』の記事を読めば何となく原理は、わかるとオモフ😗
キタコのホームページにノーマルのウエイトローラー適合表があるので、参考にしてみてね。
では、健闘を祈る😗
ミニバイクレース