スクーター センタースプリング 強化品はデメリットが多い

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『ドクタープーリーに戻る』

2りんかん等のバイク量販店のスクーターコーナーで『センタースプリング』って見た事無いですか?

アレって何なのって話をしまふ😗

センタースプリングの役割

画像のオレンジの部分が、センタースプリングです。

役割は2つありまして

一つは、ベルトが、滑らない様に押さえつける役割。

もう一つは、ハイギアになったギアを再びローギアへ押し戻す役割です。

センタースプリングが、一度ハイギアになると2度とローギアに戻る事は、ありません(笑)

スクーター駆動系の構造は、こうなってます。

細かい話は、『ドクタープーリー』の記事でしてますので、そちらをどうぞ😗

デメリット

よく社外品で5%強化スプリングや凄いのだと20%強化スプリング等、謳っているスプリングがありますが、基本的にはVベルトを挟みグリップさせる事が主目的なので、必要以上に強い力をかけると、単純に抵抗になりパワーをロスします。最高速は、顕著に遅くなります。しかしセンタースプリングを強化すると変速回転数が上がりエンジンのパワーバンドで変速するようになり中間加速のパワーが上がりロスした以上にパワーがでて良くなります。だけどウエイトローラーを軽くして変速回転をパワーバンドに調整しても同じ効果を得られてるので、ローラー調整の方が、デメリットもなく総合で速くなります。

また各パーツの摩耗が早まります(特にVベルト)

こんな車体にオススメ

先にデメリットを説明してきましたが、ベルトが滑ってしまってる車体には、メリットしかない改造です。どういった

ボアアップした車体

エンジンパワーを上げる改造の王様ですね。ボアアップをした車両なら大幅にパワーが上がるのでセンタースプリングは、必要になってくるパターンが多いです。125ccから180ccくらいまでなら3%〜5%くらいの強化で十分なケースが殆どです。

更にハイカムやDOHC化等で高回転高出力化されノーマルから倍くらいのパワーが出てる車体だと7%〜12%くらいを検討してみると良いと思います。

ウエイトローラーが軽すぎる場合

ウエイトローラーをノーマルの重さから60%以下にしたくらいから、プーリー側でVベルトのスリップ率が増えてきます。だけどもう少し変速回転数を上げたいと考えた場合、センタースプリングで回転数を調整するのは、アリです。

ウイリーしたい人(笑)

超低速域で、ローギアで粘る変速特性になります。ミッション車の様なエンジンからのダイレクトに伝わってるようなフィーリングは、ウエイトローラー調整では、でません。エクストリーム系の人なら20%強化スプリングもありかと思いますよ。

アクセルレスポンスのみが欲しい人

無駄にセンタースプリングを強化すれば、トータルで、確実に遅くなりますが、アクセルに対してリニアにエンジン回転が上がるのは、まぁ気持ち良いもんです。

ちなみに強化品とノーマルで比較すると全てが遅くなる訳でなく再加速時に同時にアクセルを全開にすれば0.3秒くらいの時間は、レスポンスの差で強化品の方が、速くなるよ。その他が全てダメになるけどね。

強化が必要ない車体

センタースプリングは、メーカー純正のノーマルでもエンジン出力に対して強力な物が付いてる事が多いです。10万キロ使い込んだヘタリきったスプリングを入れた方が、速くなるケースが多いくらいです。よってノーマル車〜軽い改造車(吸排気とかECU)くらいなら、まず変更の必要は、ないと思われます。

 

 

 

 

 

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