FP4-st

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FP4-stとは?

ミニバイクレースのスクーターカテゴリーの最高峰に位置付けられているレースです。市販の125ccスクーターをベース車両にして改造範囲は、主にマフラー・ECU変更・リアサスペンションの社外性パーツへの変更が認められていいます。ホイールサイズに指定はありませんが、市販レーサーNSF100と同じホイールサイズの12インチホイールを装備した車体が圧倒的に高性能なタイヤを選べる理由から人気です。また4サイクル125ccはスクーターレース大国台湾では人気の排気量クラスであり日本からも数多くのライダーが参戦していたり逆に台湾からゲストで日本の大会に参加してたりして、ちょっとした国際レースみたいな雰囲気もあります。マシンの性能的にはHRCグロムと同等の走りが出来て普段の練習走行や混走レースも一緒に楽しむ事ができるので、スクーターでミニサーキットを走ってみたい人には、おすすめです。

代表車種

YAMAHAシグナス

FP4-stクラスで選べる唯一の日本メーカーのスクーターでレギュレーションの都合で純正部品が初期型から現行型まで流用可能となっているため、ノーマルフルチューン状態って感じです。後述する2車種よりパワー面で劣るとされていますが、軽快なハンドリングでコーナリング性能に優れている事から戦闘力は、互角以上とされています。

現行の水冷エンジンのシグナスグリファスは、パワーが上がった代わりに長いホイールベースなどの影響で空冷モデルほどのクイックさがなくなりましたが、安定性が増し乗りやすくなったといわれています。

 

 

 

PGOティグラ

台湾メーカーの元祖ハイパワー水冷マシン、マリオカートで言うところのクッパ枠です(笑)参戦初期にあまりにも速すぎてレースにならないって事でリストリクターの装着がレギュレーションに追加されました。重量の重さなどからコーナリング性能が劣るのされていますが、デブがのるとデメリットがほとんどでない事と、太いトルクでデブライダーをグングン加速させてくれるのでデブ専用マシンって雰囲気になってます。

 

 

 

KYMCOレーシング₍S)125

現在のところ前述の2車種に比べて戦力的に劣っていることは、否定できませんが、ECU交換や部品流用等が不要でコストパフォーマンスに優れるマシンです。注意点は、メーカー補修部品の保管期間が日本メーカーに比べて遥かに短く、車体の維持が困難なので最新型のモデルにするか、乗り捨てるくらいの気持ちでいたほうが良いですよ。

レギュレーション

(125cc ノーマルスクーター準改造、一般公道用車両)
1.車両の排気量は125cc 未満とする。(ピストンメーカー純正でも、オーバーサイズの使用は不可)

 

2.マフラーの改造、変更およびマフラーガードの使用は可。サイレンサーは車両の後方後ろ向きでリヤタイヤの後端より10cm以上はみ出してはならない。サイレンサーのテールエンドパイプは水平が望ましい。

3.駆動系(クランクシャフト、クランクケースカバーは除く)は、同一メーカーの125cc スクーターの部品であれば流用を認める。但し、無加工、無改造で装着できるものに限る。ウエイトローラー及びボスワッシャーについては社外の流用を認める。

4.バッテリーの変更は可。(リチウムバッテリー等)ただし容量の大きなものやバイク用以外への変更は不可とし、セルスターターでエンジン始動できるようにしなければならない。

5.ブローバイホースは、シリンダーヘッドからエアークリーナーボックスへ繋ぎ、内圧コントロールバルブやワンウェイバルブなどは、使用不可。

6.BW’S125において、社外製ハンドルへの変更を認める。

7.シグナス X、アドレス V125、BW’S125において無加工で装着できる同一メーカーの純正品に限り互換性を認める。

8.バーエンドキャップを取り付けるためのハンドルエンド部の加工は可能。

9.シート表皮、シートベース、シート内ウレタンの加工、変更は可能。

10.インジェクション車の ECU の改造変更は不可。但し、燃料調整機能及び点火時期調整機能エンジン回転リミッターの変更及び解除が出来る電子制御装置(サブコン、フルコン等)の使用は可。
※ティグラ125に関しては戦力バランスを考慮しフルコンの使用は不可。
※レース終了後上位入賞者の電子制御装置に購入希望者がいる場合、40,000円で売却しなければならない。

11.フロントフォークの突き出し加工、フォークスプリング部分のカラーの追加・フロントフォークオイルの変更は可。但し、シートパイプやスプリングなどインナーパーツの加工変更は不可。フロントフォークとの干渉を避けるため、最小限のカバー類の切削は可。

12.アクセルワイヤー、アクセルグリップ部(ハイスロットル・ラバーL・R・バーエンドを含む)、オイルポンプ作動用ワイヤーの改造変更は可。バーエンドが使えない場合は、非貫通タイプのグリップを使用すること。

13.フライホイール、ジェネレーター、空冷ファン、発電制御レギュレータの変更・取り外しは不可としバッテリー充電機能を稼働させなければならない。

14.スタンドステー等の不必要なステーの切除は可能。

15.開催方法は他クラスと混走となる場合がある。その判断は各主催者に従うこととする。

16.安全性向上のため、アンダーカバーの加工および取り外しは可。但し、燃料タンクが直接路面に接触しないよう、純正カバーと同等以上の強度を有するカバーを取り付ける事(タイラップのみの固定は不可)。 金属製が望ましい。

17.安全性向上のため、駆動系カバーの加工は可。但し加工または転倒により開いた穴は必ず塞ぐこと。溶接が望ましい(最低限金属系粘着テープで塞ぐこと)。また駆動系カバーの取付けボルトは5本以上で固定する事。

18.安全性向上と路面保護のため、フレーム、エンジンなど走行中に明らかに接地している箇所に関しては、強度に影響の出ない範囲で切除が望ましい。ただし加工後の処理は安全性を考慮すること。

19.適正な車検を行うため、車両パーツリストのない車両での参加を認めない。

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