ADV160にYSSのリアサスペンションをつけてみた٩( ᐛ )و

ADV160のサスペンションを交換したので、偉そうにサスペンションの交換とセッティングの話なんかをします。

ADV160の乗り心地の悪さの原因は、異常に硬いバネレートにあります。なので単純にバネレートの低いサスペンションに変えれば、そのぶん乗り心地が良くなります。今回、僕が交換したのは、YSSのADV150用のリアサスです。何故ADV160用じゃないかと言いますと、160用の物はバネが硬いので、旧型の150cc一択です


YSSリヤショック左右セット 390mm ADV150 ねじ式プリロード/リバウンド減衰力調整機能

『初心者向けの内容』

最初に初心者向けにYSSサスペンションのセッティング方法を書きます。初心者向けなので結論のみです。おそらく取り付けは、バイク屋さんにお願いすると思うので、この内容を見せれば理解してくれると思いますよ。

スプリング選び

スプリングが2本入ってますが、スプリングに文字が書いています。これはスプリングの硬さを表した数字でして
『46-8-30-280』と書いてる方が、標準スプリングで体重が軽い人向けの標準スプリングです。

『46-12-35-280』と書いてる方がハードスプリングで体重が重たい人向けの強化スプリングです。

60kg以下の人は標準スプリングを使いましょう。

60kg以上の人は強化スプリングを使いましょう。

ソフトスプリングでも問題なく2人乗りは可能です。その理由は、後述します。

プリロード

(写真を貼る)

プリロードは、バネがグラグラしない程度に3mmくらいで十分です。かければかけるほど乗り心地が悪化します。

減衰力

(写真を貼る)

小さいマイナスドライバーが必要です。時計回りに回せば強くなり逆に回せば弱くなります、とりあえず最弱してフワフワするなぁと思えば強めて下さい。たぶん最弱でもなんの問題もないと思うよ。

『中級者向けの内容』

ここからは中級者向けにある程度 読者がサスペンションに付いて知っている事を前提に話します

バネレート比較

前述した通りADVの乗り心地の悪さは純正リアサスのバネの硬さを柔らかくする事で、かなり改善されます。

さっそくですがどのくらいバネレートが違うかと言うと

純正ショウワサス
11N-17N-37N

YSS標準スプリング
8N-30N

YSS付属強化スプリング
12N-35N

こんな感じです。

(純正リアサスの写真)

純正のサスはトリプルレートスプリングで11Nの部分が柔らかそうですが、ライダーが座っただけで使いきってしまうヘルパースプリング的な機能しか果たしてなく、実際は17Nの部分がライダー乗車時に使われる領域になります。更に17Nの部分のストロークが短すぎる為に段差通過時に直ぐに使いきってしまい。37Nの領域に入り凄まじい突き上げが発生します。これは小柄な人が乗ってもデブが乗っても1Gが取れていて、底付きもしないようにしようとした結果でしょうね。更に言うとリアにトラクションをかけて曲がると37Nの領域にあたり、サスストロークは姿勢的には良い位置で止まりますが、リジッドです(笑)。純正サスペンションは、万人ウケを狙いすぎて、誰にも合わないサスペンションですね。

またプリロード調整すら付いてない事にHONDAのユーザーには1mmも触って欲しくないって設計思想が見えて面白いです。

(写真を貼る)

一方YSSのスプリングは、ダブルレートスプリングで構成されていて、柔らかいバネの部分のストローク量が多く設定されています。タンデム走行の為に硬いバネの部分は、30Nの物が付いてます。

プリロードセッティング

(写真を貼る)

スプリングの形状を見ればわかる通り、プリロードをかければかけるほど、柔らかいバネのストローク量は減り30Nの領域に入ってしまうので、プリロードは出来るだけかけないで底付きしないギリギリまで、緩めます。

2人乗りを考えて、1人のりで15mm前後だけストロークが残るようにセッティングするといい感じになります。(後ろに乗る人が巨漢ならもっと残しましょう)

減衰調整について

伸び減衰だけのシンプルな構成ですね。

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