ヤマハ Xフォース 国内メーカー最後のスポーツスクーター🛵

X-FORCE

何をもってスポーツスクーターとするかは、人それぞれ定義があるだろうけど、筆者にとってスポーツスクーターとは、コーナリング性能の一点のみです。

ってわけで最初にXフォースのここがスポーティーってところを最初に紹介したいと思います。

X-フォースのライディングポジションの自由度が高い事が、わかる写真
1『シートがフラット』
これによりライディングポジションが自由にとれます。シートの後ろに座る事で、後輪にしっかり荷重がかけれて、前傾姿勢がしっかりとれるようになってます。どれほど良いサスペンションやエンジンが付いていようが、ライディングポジションが悪ければ、スポーツ走行はできません。逆に言えばライディングポジションさへ良ければ、多少他がおかしくても、それなりにスポーツ走行が楽しめるもんですよ。

X フォースには、スポーツライディングに最適なバックプレートがある。
2『バックステップボードがある』
タンデム用の棒の部分じゃなく、その上の樹脂のボード部分が重要でして、スクーターでスポーツ走行をするってことは、ボードを足で踏みつけて、荷重移動や体を安定させます。

別車種ですが、写真を見るとわかりやすいですね。シート横にボードがあると、無理なくスポーツポジションをとれてます。

X-フォースのバンク角の深さを証明する写真
3『深いバンク角』
X-フォースは、国内スクーター最大のバンク角度を確保しています。ノーマルでもかなり深いですが、マフラー交換とスタンド類を外せば、45度以上の車体を傾けてもどこも地面に接地しません。スクーターレースで使われる競技車両よりバンク角は深いです。13インチの恩恵ですね。

13インチホイールは、ハイグリップタイヤの設定がない。
4『残念なポイント』
13インチホイールには、ハイグリップタイヤの設定がないので、本格的なサーキット走行は不可能です。しかしながら昨今のツーリングタイヤは高性能なので、ぶっちゃけ膝を擦る程度なら可能ですよ。(注:タイヤの性能を引き出せる人に限る)

『X-FORCE(8BK-SG79J)1型』

X-FORCE(8BK-SG79J)1型の全体写真

Xフォースの日本での初登場は2022年で、シグナスグリファスの上位モデルを狙ったモデルで登場した感じです。実際にグリファスとX-フォースは、フレームの大半が共通であったり、駆動系やリアサスのカスタムパーツがボルトオンで付いたりします。

そしてHONDA車のADVPCXの当て馬だと言うのは、間違いないでしょう(笑)

フラットフロア

X-FORCEのフラットフロアに灯油缶を置いてみた

150ccカテゴリーのスクーターの足元は、センタートンネルの車種が多いですが、X-フォースは灯油缶も詰めて、おじさんもニッコリのフラットフロアです。もちろんセンターにフレームが入ってる方が、剛性や安定性では有利なんですが、その違いがわかる人なんてマニアくらいですよ(笑)
ただしガソリンタンク容量は、少なく6.1Lです。田舎にツーリングに行くには、これは心細い数字ですね😗

シャッターキー

X-FORCEのシャッターキーの写真
「あえて言おう 最高であると」
昨今の高級路線スクーターは、軒並みキーレス化してるけど・・・
ぶっちゃけ要らんやろってのが感想なんですよね。キーくらい自分で回すわ(笑)
そんなところにコストをかけるならシートヒーターとか付けてくれた方が通勤で快適です。

ハロゲンヘッドライト

Xフォースのヘッドライトは、ハロゲンバルブで片目点灯です。
「あえて言おう 至高であると」
猫も杓子もLEDライトの方が優秀って風潮があるけど、ハロゲンライトの方が、故障の時の交換も容易にできたり、照射範囲が広かったり、目に優しいとか色々とメリットが多い気がします。
また個人的な好みもあるけど、これだけ多くの車両でLED化が進めば、逆にハロゲンライトの方が他車種との差別化ができていて、高級感があるように見えます。

 

シート下スペースは、少なめ

Xフォースのトランクスペースの写真

シート下の収納スペースは、23.2ℓと少なめですが、フルフェイス(システムメットは、厳しい)も収納できる形状になっています。あと地味にクッションがついてるのも良いですね。

プリロードアジャスター付きのリアサス

X-FORCEの純正リアサスは、プリロードアジャスターが付いてるよ。

プリロードアジャスターとは、バネの硬さを調整する機能で、ライダーの体重に合わせて硬くしたり柔らかくしたりして開発者が狙ったハンドリングや乗り心地にします。他メーカーのスクーターには、あまり採用されてない機能ですね。
『プリロードアジャスター調整方法』

シンプルなメーター

昔の液晶時計みたいなメーターである。めちゃくちゃ安っぽいけど、逆にこのレトロ感はいい味を出してると個人的にオモタ😗無駄にゴテゴテしてなくて見やすいです。

またタコメータ装備で駆動系のカスタムが捗ります。

諸元/仕様表

Xフォース カラーバリエーション

型式 8BK-SG79J
全長 1895mm
全幅 760mm
全高 1120mm
ホイールベース 1340mm
最低地上高125mm
シート高 815mm
車両重量 130kg
最小回転半径 2.0m
乗車定員 2名
燃料消費率 40.9km/L
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 155cc
カム・バルブ駆動方式 SOHC4バルブ
圧縮比 11.6
最高出力 11kw/15ps
最高出力回転数 8000rpm
最大トルク 14N.m
最大トルク回転数 6500rpm
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 6.1L
燃料(種類)レギュラーガソリン
点火プラグCPR8EA-9
搭載バッテリー・型式GT7B-4
エンジンオイル全容量 1.0L
オイル交換時 0.9L
推奨エンジンオイル 10W-40
クラッチ形式 遠心クラッチ
変速機形式 Vベルト式・無段変速
1次減速比 1.000
2次減速比 10.208
フレーム型式 アンダーボーン
キャスター角26°30′
トレール量 99mm
ブレーキ形式(前)油圧式ディスク
ブレーキ形式(後)油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格DOT 4
懸架方式(前)正立フォーク
懸架方式(後)ユニットスイング式
ショックアブソーバ 2本
タイヤ(前)120/70-13
タイヤ(後)130/70-13
タイヤ指定空気圧 F1.75 R1.75
テールライトタイプ LED
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:燃料計 有
メーター表示:エンジン回転計 有
メーター表示:時計 有
車両装備:ハザードランプ 有
車両装備:ABS 有
車両装備:トラクションコントロール 有
車両装備:USBポート 有
車両装備:センタースタンド 有

 

 

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『筆者情報』

筆者情報 スコ太
名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。

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