『ドクタープーリーの記事に戻る』
本日は、スクーターの駆動系部品のひとつ『ランププレート』のお話です。
このランププレートの上を遠心力で、ウエイトローラーが滑る事によりプーリーが押し出されてハイギアに変速します。勾配がキツければキツいほど変速により強力な遠心力が必要になり、変速回転数が上がります。
また変速はドライブプーリー側のローラーガイド(滑り台)との共同作業でランププレートの勾配は、基本的に直線で、変速過程の特性はプーリー側のローラーガイドで決まります。
『社外品のランププレートは特に良いものはない』
構造上ランププレートは傾斜の角度を立たせると、最高速付近でローラーガイドに接触します。逆に寝かせると最高速がおちます。要は仕様変更ができないのですね。
よって社外品は製品精度や材質でしか勝負できるポイントがないのですが、研究用に社外品のランププレートを買いそろえて研究してみた結果、純正品より優れてるものはありませんでした。
『唯一社外品で性能変化があるランププレート』
『星野設計』のランププレートのみ理論的にも現実的にも性能が変化がでます。
前述した傾斜を立たせると、最高速付近でローラーガイドに接触という問題を解決してるランププレートでして、内容は純正ランププレートを加工して、ウエイトローラーの落とし込み量とランププレートの傾斜をキツくなるようにしてます。効能としては発進加速の向上と変速回転がデメリットなしで上がると言うものです。
デメリットは肉厚が減るので耐久性と強度に不安がでるので、大幅にパワーを上げた改造エンジンには不向きです。
個人でもリュータ等を使えば同じものを作れそうですが、6ヶ所を全て均一に加工するのは不可能なのでマネしない方が良いです。
購入はヤフーオークションでできます。
『筆者情報』
名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。