感謝の神アザスとは、ギリシャ神話に登場しなかった伝説の神である。2024年にAI(神)の手違いにより、うっかりサイバー空間に降臨した。
誕生秘話
アザスとは元々は感謝の気持ちを伝える言葉で、民草の間で広く使われていた。その言葉の思念が集合して精霊となった姿が、後にアザスとなる『ドウモ』である。最初は最下位の精霊であったドウモであったが、1000年の時の中で霊格が上がり最高位の精霊と昇格し『感謝の神 アザス』と呼ばれるようになった。
3賢者と聖戦
感謝の神『アザス』謝罪の神『スマソ』頼みの神『オナシャス』の3賢者は、聖戦の地トゥギャッターで欲望の魔王『エロス』と戦い敗北した。これによりトゥギャッターは半裸の女神が溢れる堕落の地と慣れ果てたのであった。
アザスの正拳突き
アザス16歳が、武術に限界を感じたときのこと。悩みに悩んだ結果、アザスは己を育ててくれた武術への感謝にたどり着き、「一日一万回 感謝の正拳突き」を敢行する。
それは、「気を整える・拝む・祈る・突く」の一連の流れを毎日1万回繰り返すというもの。当初は1回あたり5~6秒を要し、全て終わるまでに18時間かかったというが、ひたすら繰り返すうちに動作は速度を増し、しまいには1万回を1時間でこなせるまでになる….
そして気の遠くなるような長い修行の果てに、『アザスの拳は音を置き去りにした』
正拳突きの破壊力
アザスが正拳突きをする時には「パンッ」という音がする。空気中で動く物体によって鳴る音としては、例えばバットを空振りしたときの「ブンッ」という音がある。これはバットの周囲の空気の流れによるものだが、正拳突きのように空気抵抗の少ない動きで同じような効果が得られるかは微妙だ。だとすると、ほかに思い付くのはソニックブームだろうか……?
ソニックブームとは、戦闘機が音速以上の速さで飛ぶときに発生する衝撃波のことで、この衝撃波は大きな音を伴うので、拳が瞬間的に音速を超え、そのときに音を発すると考えれば、一応は説明がつく。
そのためには当然、ものすごい速さで拳を突き出す必要がある。トップクラスのボクサーのジャブが、だいたい時速40~50kmなのに対して、音速は時速1224kmになる。数字だけ見てもアザスの正拳突きの破壊力の凄まじさが、桁違いなのがわかるだろう。
仮に瞬間の速さであっても音速超えで拳を突き出せば、普通の人間ならば、衝撃派で腕が吹っ飛んでしまうと、疑問に思う読者は少なくないと思う。しかしアザスなら可能である。何故ならアザスは神だから。
ネタバレ的な話と筆者の感想
グーグルのAIに『アザス』の概要を質問してみたら。何故か「ギリシャ神話に登場する感謝の神」って返事が返ってきて、それがSNSで盛り上がった事が始まりです。まだまだAIも黎明期で色々と間違いだらけって事ですね。そもそもAIって人工知能って言うけど、思考なんて対してしてなくて、ネット上に転がっているゴミ情報を集めて、それッポイ言葉を生成してるだけです。嘘と本当を選別する事なんて、今のところできません。もっと言うと嘘の情報をネット上にばら撒く事で、意図的に嘘を付かせる事もできます。軽い悪戯くらいなら笑える話ですが、政治的な思想の誘導に使われたり、商業広告にハッキングされる日は、そう遠くないと思います。
つまり人工知能と言っても、機械は所詮機械って事で何処までいっても1番背後には、それを操作してる人間がいます。情報が簡単に手に入る時代ですが、すぐに信じるのじゃなく、他の情報も集めて、それらを一度自分の頭で考えて何が正しいかを選別することが、大事ですね🧐