ADV160の社外マフラー選びで悩んでいるオッサン達に向けて、国内で流通している社外マフラーを全て比較していきます。
ちなみに、2023年モデルと2026年モデルは純正マフラーの品番(18300-K0W-JA0)が共通なので、物理的にはそのまま取り付け可能やで(‘ω’)ノ
それじゃあ逝ってみようかぁ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ダンッ‼️
『純正マフラー』静粛性能は、間違いなく1番だよ!!

・重量/5.7kg
・音量/82.0dB
・推奨ウエイトローラー/15g(STD19g)
純正マフラーは、多段膨張型(バッフルチャンバー)です。実はこれって社外マフラーによくあるストレートサイレンサーより部品点数が多く、製造コストがかかってます。技術的にアフターメーカーで、この多段膨張型のマフラーを、作れるところは少ないです。
何かと馬鹿にされがちな純正マフラーですが、資金力が桁違いなバイクメーカーが、優秀な人材をかき集めて、ADV160用に莫大なコストをかけて、完全専用設計で開発されたマフラー。それが純正マフラーです。トータルバランスは間違いなく1番高いです。デメリットは重たい事とサビやすい事だけです。
ちなみにノーマルマフラーでもウエイトローラーの重さを変えると、劇的に加速が鋭くなり、エンジンサウンドがヤル気のある音になりますよ。
『ベリアルサービス』整備性が抜群によいですよ。

『ベリアルマフラー詳細記事』
・重量/3.1kg
・音量/87dB
・推奨ウエイトローラー/14g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
ベリアルサービスは、80〜90年代のスクーターレース最盛期に圧倒的な強さを誇ったマフラーメーカーでして、現在もスクーターカスタム界隈では根強い人気があります。
最大の特徴はエキパイでして、レースメーカーらしく、バンク角を稼げるように車体の内側を通る取り回しになっています。さらに4分割構造なので、整備時は必要な部分だけ外すことができ、サスペンション交換やタイヤ交換などもスムーズにできます。
レーシーな見た目とは裏腹に、排気音は静かで乾いた音質で、ノーマルマフラーに近いです。
ちなみに動画では132km/h出てまして、あたかも「ベリアルマフラーに変更すればこんなに性能アップするぜ!」と受け取ってしまいそうですが、駆動系を変更すればノーマルマフラーでもシャシダイ上なら余裕で狙える速度です。嘘ではないけど、印象操作と言わざるをえないことを平然とやってのける。さすが悪の組織ベリアル(埋葬)レーシング。
そこに痺れる、憧れる(=゚ω゚)ノ
『NOBIマフラー』コスパ最強マフラー
・重量/5kg
・音量/80dB(メーカー公表値)
・推奨ウエイトローラー/16g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/無
2万円前後で買える激安マフラーですが、品質は特に問題ないです。音量についてですが、メーカー公表値は80dB。ノーマルマフラー以下という奇跡の静粛性になってますが、筆者が測ってみると84dBありました。それでも社外マフラーとしてはかなり静かなのは間違いありません(‘ω’)ノ
性能については、筆者が乗った感じではノーマルとほとんど変わりませんでした。速さを求めて交換するというより、とにかく見た目と排気音を安く変えれるマフラーです(´-ω-`)
『ヤマモトレーシング・2本出しマフラー』

『ヤマモト2本出しマフラー詳細記事』
・重量/3.7kg
・音量/87.0dB
・推奨ウエイトローラー/13g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
「ADV160の社外マフラーで、1番高性能なマフラーはどれですか?」と聞かれれば、ヤマモトレーシングのツインマフラーと筆者は答えます。完全に別格と言える内容になってます。
最大の特徴の2本出しサイレンサーは、とても重そうに見えますが、高級チタンの採用で他社製品と同等の重さです。

シャシダイ測定の結果ですが、全域でパワーが上乗せされているので、性能については誰も文句がつけれませんね。
ノーマルECUで可能な性能は、全て限り引き出している感じがします。
排気音は乾いた高音よりのストイックな感じのレーシングサウンド。しかし音量は87dBと静かで、他社製品よりワンランク静粛性能も高いです。(社外マフラーは、だいたい89dBやで)
最大の弱点は、価格が高いって事でしょうか(笑)
『ヤマモトレーシング・1本出し』

『ヤマモト1本出しマフラー詳細記事』
・重量/2.3kg(STD5.7kg)
・音量/87.0dB(4250rpm)
・推奨ウエイトローラー/15g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
最大の特徴は、今回紹介するマフラーの中でも最軽量となる2.3kgです。パワーそのものは大きく上がらないのですが、軽量化によるハンドリングの変化は体感レベルでわかります。「たかが3kgでそんなに?」と思うかもしれませんが、車体の右側に張り出した重たいサイレンサーが3kg以上軽くなる影響は意外と大きく、特に左コーナーで感じていた車体が右に引っ張られるような感覚は劇的に改善されました。バイクチューニングでは定番の言葉ですが、『軽量化は正義』を最も体感できるマフラーですね(‘ω’)ノ
極太サイレンサーなので低音系かと思いきや、実際の音は意外と軽めでして、ストレートサイレンサーの出口だけをバッフルで細くしたような、パタパタとした軽い排気音です。悪く言えば、ちょっとチープで安っぽい音に感じなくもない( ;∀;)
『BEAMS』良くも悪くも音重視

『BEAMSマフラー詳細記事』
・重量/3.8kg(チタン3.6kg)
・音量/近接:88dB(4250rpm)/加速:81dB
・推奨ウエイトローラー/16g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
・バッフル脱着/不可(完全溶接)
大阪に本社を構えるマフラーメーカー『ビームス』は、創業以来30年以上にわたり国産マフラーを手掛けてきた老舗ブランドです。質感については、1流メーカーのヨシムラやSP忠男と遜色ないレベルなので安心して使う事ができます。もちろんストリートモデルは全てJMCA対応です。性能より音に拘りがあるメーカーであるが最大の特徴ですね。
『SP武川ハイパースポーツマフラー』低回転トルク最強!!ノーマルにポン付けでも性能を発揮します。

『武川マフラー詳細記事』
・重量/??kg
・音量/89.0dB
・推奨ウエイトローラー/15g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
スペシャルパーツ武川は、ホンダの小排気量に強いアフターパーツメーカーです。1972年設立の老舗で信頼できるメーカーの一つです。
小排気量専門のアフターパーツメーカーって正直粗悪品が多いのですが、筆者の経験ではSP武川で粗悪品を掴まされた事はないです。なので安心して購入できますよ。
・
そんな武川のマフラーですが、低回転でのパワー重視の設計です。特に発進に重点をおいてるのが、グラフからも読み取れますね。ヤマモトレーシングのマフラーでも此処までの発進加速は出せてませんので、これはハイパースポーツマフラーのアイデンティティですね。またシャシダイ測定のグラフには表れない、少ないスロットル開度でもパワーが出ているのも特徴です。
やはりスクーターは、ストップアンドゴーが多いので、低回転が力強いのは気持ちいいですよ。
サウンドは、低音重視で純正とは明らかに違うとわかる音質です。
音量の測定データ上は、89.0dBと大きそうに思えますが、実際はかなり静かです。
その理由は、低音の音は物理的に空気の揺れが大きくなり、測定器では大きく数字が出るからです。
ハイパースポーツマフラーは、人が煩くて嫌悪感を感じる中音域と高音域はカットされているので、大人が装着しても恥ずかしくない仕上がりですよ。
『SP忠男』性能よりフィーリング重視です。

『SP忠男マフラー詳細記事』
・重量/3.6kg
・排気音量/86dB
・推奨ウエイトローラー/19g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
スクーターカスタムマフラーで一世を風靡トグロ巻マフラーです。こちらのマフラーは、駆動系などの改造をいっさいしていない、ノーマル車両で性能を発揮するコンセプトで、設計されたマフラーでして、絶対的な馬力より中低速のトルクを重視してます。通勤やツーリングなどで、ゆっくり走ってる時に感じられる豊かなトルク感は、走りをワンランク上の質感の引き上げてくれますよ。アクセル全開時の高回転の伸びやパワーは、ベリアルサービスに劣りますが、少ないアクセル開度のトルク感はSP忠男の方が高いです。この特性はストリートで常識的な走り方をするぶんには、まるでボアアップしたかのような、フィーリングで、とても1番気持ちいいです。

公式SP忠男ブログで、マフラーの開発記録が紹介されていて、試行錯誤の様子が伝わります。少し高価なマフラーすが、開発ストーリーも含めた値段だと納得ですね。
『SP忠男が公式のシャシダイ測定のデータを公開しない理由』
SP忠男はレース専用などのサーキット走行を想定したマフラーについては、シャシダイデータを公開しますが、ストリートマフラーについては未公開です。その理由は、絶対的なパワーよりもフィーリングを大切にしているからです。そもそもシャシダイのデータなんて、アクセル全開だけのデータだから正直それほど重要じゃないですよ。
記事編集中
『モリワキ』ブランド力があるのに、コスパも良い

『モリワキマフラー詳細記事』
・重量/3.3kg(STD5.7kg)
・音量/近接:91dB(4250rpm)/加速:81dB
・推奨ウエイトローラー/14g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
モリワキエンジニアリングは日本3大マフラーメーカーの一つで、ブランド力も抜群に高いです。それなのにADV160用のマフラーは、最上位のANOカラーでも6万円台と比較的手を出しやすい価格に収まっています。見た目の質感も高く、ヨシムラやアクラポビッチと比べても遜色がないと僕は感じました。
まぁなんや下世話な話ですが、ブランドと見た目で見栄を張りたい人には、かなりコスパがいいと思います(笑)
マフラーサウンドは、動画では静かに聞こえますが、実際に聞くと比較的大きめです。低音を響かせるタイプではなく、中音域が強めでパルス感のある排気音です。人間の耳は中高音域を聞き取りやすいので、公表されている数値から想像するより大きく感じると思いますよ。要するに音がデカい(‘ω’)ノ
『ヨシムラマフラー』いわゆる高回転型マフラーです。

『ヨシムラマフラー詳細記事』
・重量/3.7kg
・音量/89.0dB
・推奨ウエイトローラー/12g
・センタースタンド/干渉なし
・オイル交換/ドレン・フィルター干渉なし
・JMCA認証プレート/有
いわずと知れたヨシムラマフラーです。

高回転型マフラーは、公道では意味がないと言われがちですが、我らのADV160は、高速道路でレッドゾーン付近まで余裕で回すので恩恵を受けますよぞww
最高速はリミッターによりノーマルと変わりませんが、明らかに80kmからの加速がよくなります。
音の好みは個人の主観なんで、こんな表現はしたくないんですが
『ヨシムラマフラーは、音がイイ』
本当の意味で低いヘルツ帯の低音がでていて、それが力強さを感じさせます。(動物は、低音の音に大きさや力強さを本能で感じるんやで)
それでいてストレートサイレンサーらしい高い排気圧力を感じさせる音は、レーシングサウンドそのものですね。
ヨシムラマフラー最大のリスクですが、あまりにも音がよいので、装着すると動画の外人さんのようになります。彼らはスズ菌との合併症で「ヨシムラシティ」とか言うありもしない都市の名前を連呼するほどに、脳が侵食されているのがわかりますね。
『社外マフラーのパワーアップに、過剰な期待は禁物』

最後にマフラーメーカーに怒られそうな事を書きますが、ADV160は低燃費性能を重視した、燃料の薄い希薄燃焼エンジンなので、あまりに高効率なマフラーを付けると、ノッキングが発生してエンジンブローのリスクがあります。その事を各マフラーメーカーも十分把握してるので、基本的に純正の寸法から大きく変更した高効率なマフラーは作れないと言うのが現状です。

ECUを変更するかサブコンを入れることで、噴射する燃料の量を増やし、それに合わせたマフラーを制作する事ができれば、さらなるパワーアップを望めるのですが・・・
ADV160のそれらの製品は、今のところどこも販売してませんので、やはりマフラーメーカーは、保守的な設計のマフラーしか作れません・・・

その昔、2010年頃まではKITACO、SP武川、エンデュランスなどのアフターメーカーが、マフラーと同時に、それに合わせたサブコンを販売していまして、高効率マフラーも沢山あったのですが・・・

サブコンの取り付けの難しさや、燃料マップの設定の難しさなどから、初心者には取り扱えるわけもなく、ほとんど売れなくて、どのメーカーからも販売から撤退しました。
それでも何故マフラーを変えると、パワーが上がるかを解説

燃料噴射量を増やさないと、パワーが上がらない理由は、前文で理解できたかと思います。しかしそうなると純正ECUだと駄目じゃないか?
っと思うかもしれませんが・・・
そうでもなく、純正ECUは空燃比を常時測定して、自動で燃料噴射量を補正してくれるようになってます。その自動補正範囲の限界までは、マフラーによる高効率化が可能ってわけです。
つまりマフラーメーカーは、その自動補正の範囲内の限界を狙い、マフラーを開発してるってわけです。
当然ですが、まともなマフラーメーカーなら空燃比測定をして、燃料が薄くなりすぎないように、安全マージンをとってるので、安心してマフラー交換ができますよ。
『まともなメーカーとは?』
やや印象論や感情論的ですが、基準としては「JMCAの認定プレート」か「それに準ずる公的な認証プレート」を取ってるメーカーですね。2010年4月以後は、それらの認証をとってない改造マフラーで公道を走ると違反になります。違反になるような物を消費者に売ってるメーカーが、まともなものを作れるとは、筆者は思えないです。根拠としては薄いですが(笑)
『筆者情報』

名前:スコ太
年齢:おじさん
仕事:よくいる会社員
住所:大阪(枚方市)
バイク趣味は、ツーリングからスクーターレースまで、幅広く楽しんでます。なのでスポーツ走行から、快適装備やツーリングスポットの話までできます。なんなら通勤もバイクなので、バイクに乗らない日はありません(笑)。SNS(X)もしてるので、是非フォローやコメントをよろしくお願いします。



